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8月9日質問事項3

3.学力テスト

○山陰中央新報:山陰中央新報の平井です。

 先日の学力テストの結果のことについてお尋ねします。県教委が力を入れている算数で、例年ずっと全国平均を大幅に下回っているんですけれども、ことしも算数A、Bで全国平均をかなり下回ったという結果が出ました。モデル校で授業改善プログラムを実施するなど、いろいろ力は入れておられるとは思うんですが、いまだ効果は見えていないので、この結果を知事は今回どのように捉えていらっしゃいますか。

○溝口知事:学力テストの差ということは、聞いてはおりますけども、いろんなファクターが影響するわけでありまして、これをしたらこうなるとか、なかなか難しい問題であります。その点は、教育委員会において有識者などからも意見を聞きながら対応しておるわけでありまして、具体的にすぐできるような案があり得るのかというと、まだその段階にはなってないような気がいたしますね。

 それで、この問題は、人によっていろんな意見が多分あり得るんではないかと思います。他方で、ちょうどそういう時期の子供さんをお持ちの方は、そういうものに非常に関心が高いわけでしょうが、平均的な差というのはそんなに大きくはないわけでありますが、やや恒常的にほかの県などよりも少し下がっている点については、勉学でありますから、可能な対応は教育委員会としてもやられるだろうというふうに思います。

 難しい問題ですよ。勉強をすれば、その分はほかの分野が減りますからね。みんなと仲よくしてやっていくのがいいということもあるでしょうしね。

 保護者の方からは、どうでしょうかね、こうしたい、ああしたいという、やっぱり個人的な話ですから、なかなか全体としてこうだということにはなりにくい分野じゃないかというふうに思います。

○山陰中央新報:それで先日、その学力テストの結果が出たときに、県教委の担当者の方は、一つ、算数の平均正答率が全国平均になかなか追いつかない要因の一つに、発展的な学習まで授業を持っていくことができないことが一つ、要因にあるのではないかと言っておられて、どうしても中間層、下位層の底上げをするために上位層はその間、それにつき合わないといけないというような、そういった事情もありまして、こういったものを解消する一つの手だてとして、少人数に分かれて、進度別にやるという方式を他県では取り入れられてるところもあるんですが、そういったことをする場合にはやっぱり教員の増加も考えないといけないんですが、そういったことは、知事は今のところお考えはないんでしょうか。

○溝口知事:そういうふうに分けてやることが子供たちにどういう影響を及ぼすかというのは問題は大きいでしょうね。それから、少人数に分けますと、その分だけ先生の数がふえるということになりますね。それはやはり財政問題とも絡みますね。

 いや、あんまり知らないことを、余計なことを言ってはいけないんですけども、いろんな考えがありますが、私としては、教育委員会等がどういう形なら可能であるかとか、そういうことを、あるいはそういうやり方は適切でないとか、いろんな意見があるでしょうから、多分想像ですけども、過去において続いてるわけですから、その議論はされているんではないかというふうに思います。私のほうにそういう問題で来られるということはないですからね。

○山陰中央新報:知事、よろしいですか。山陰中央新報の高橋です。

 僕、益田総局に、益田で勤務していたことがあって、そのころ、知事のお話を聞くと、知事は子供のころから神童だったと、勉強が非常によくできたという話を実は聞いたことがありまして、今のお子さんたちにどういうふうに勉強したらいいかというアドバイスを一言。ちょうど夏休みでもありますし、何かありましたら。

○溝口知事:そんなに違わんじゃないですか。 

 

○中国新聞:知事、済みません、中国新聞の秋吉です。先ほどちょっと家庭学習のお話があったので、ちょっと関連してお聞きしますけど、今ちょっとちまたで話題になっているのが家庭学習、例えば島根県の場合は、学力テストで一つなかなか全国平均との差が埋まっていかない原因に、なかなか民間の塾が少なくて、小・中学生がなかなかそういう塾に行って、家庭以外の学習時間を確保できないみたいなことが指摘されてるわけなんですけども、知事の御経験から、塾とか家庭学習とかっていうのはどういうふうにされてたんでしょうか。

○溝口知事:個人的に。

○中国新聞:です。

○溝口知事:あんまり言う話でもないですな。ないですが、それは中学校に入ってとか、英語なんか勉強に行きましたね。

○中国新聞:塾に行かれた。

○溝口知事:塾いうか、そんな大きい塾じゃなくて英語の先生のところへ。例えば数学とかね、行ってましたよ。

○中国新聞:なるほど。なるべくそういう家庭外の学習時間を確保しようということは、もう自発的にされてたということですか。

○溝口知事:自発的な面があったかもしれませんね。

○中国新聞:あと、これもちょっと、居間で勉強するのか自分の部屋で勉強するのか、どっちが効率がいいかというか、議論があるんですよ。何か結構そういうことで。

○溝口知事:居間で。

○中国新聞:要は居間というか、家族団らんの場で、テレビとかあるような居間で、みんなが集まって勉強してるというか、家事をやったりとか。でも、それがいいのか、あるいは自分の部屋にもう閉じこもって、ひたすら集中して勉強するのがいいのか、あるいは近くの自習室とか、そういうとこを使って勉強するのがいいのかとか。

○溝口知事:それは家のつくりにもよりますからね、あんまり余計なことを言ってはいけないのじゃないかと。

○中国新聞:知事はどうされてたのかなと思って。

○溝口知事:私なんかは一人でやってましたね。

○中国新聞:もう自室で。

○溝口知事:自室で。

○中国新聞:ずっとこもってやってらした。

○溝口知事:ええ。そういう場所がありましたから。

○中国新聞:わかりました。


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