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7月10日質問事項5

5.中海水中貯木場

○山陰放送:知事、済みません、BSSの秦ですけれども、話題は変わるんですけども、中海の中に県が管理している貯木場というのがありまして、これ5年以上ずっと木が一本も入っていない状態で、年間300万円前後ぐらい、ずっと維持費が使われ続けています。これについては、その近くで漁業をしている組合などからは、そこをもうあけて中を使わせてくれというような要望もあるようなんですけれども、現状、知事はどうお考えでしょうか。

○溝口知事:中海の中の水中貯木場の関係でありますけども、昭和55年から合板用輸入木材を保管する施設として使用をしてきまして、その後、合板原材料が輸入木材から国産材にシフトしたため、平成の25年以降、利用されていません。合板業界からは、世界情勢や国内林業の事情で木材需給が変動するため、今後の見通しについては不透明であり、施設を使える状態で管理してもらうのが望ましいと聞いております。

 それから、漁業者から貯木場の水域を利用したいということでありますが、私どもとしては、現時点で漁業者から県に具体的な利用の申し入れはないようです。過去に利用を認めた実績もありますので、もし申し入れがあれば、その方向で考えていきたいというのが私どもの考えであります。

○山陰放送:続けてですけれども、その施設を使える状態で管理してほしいというふうに業界は言っているということなんですが、実際5年前に、それまで1社だった、使用していた企業も、もう材料を国内のものに振りかえていたりして、ほかの会社に聞いてみても、まあ今後将来、本当にいわゆるラワン材を輸入するかどうかというのは非常に、もちろんわからないんだけれども考えにくいということでした。

 それから、実際、隣にある境港の港湾組合管理の貯木場は、これ6年前に廃止をされています。それから木材を運ぶ専用船を持っている、つまり荷受けの業者ですね、その専用の船も、もう廃船にしています。つまり今使いたいと、使える状態にしている島根県の貯木場の周りは全部、業者もいないし、その関連施設もない。だけど、その一番奥にある島根県のものだけ使える状態にしていても全く意味のないようなことも考えられるんですけども、それについてはいかがお考えでしょうか。

○溝口知事:過去にそういうことで利用してきましたけども、ほかの企業が利用したいというところもないわけでありますが、それを全部取り払うという考え方もあろうかと思いますけども、それはそのための経費もかかりますし、また将来どうなるかということもあるでしょうから、頭に入れておきたいと思いますけれども、管理費自身は年間二百数十万でありまして、そんなに大きくかかっているわけじゃありませんので、当座、そういう状況でやむを得ないのかなというふうに考えています。もし何かいい方法があれば、またそういうところで活用するということもあり得るでしょう。例えば、いや、これは何というか、勝手な思いですけれども、中海でボート競走とかね、小さい船の競走なんかもたしかあったような気がしますけど、そういうときの母港とするとか、そういうあれも、ないかもしれませんが、せっかくある施設ですから、そんなに費用かかるわけじゃありませんから、当面は様子を見ていこうという状況ですかね。

○山陰放送:確かに、続きでBSSの秦ですけれども、壊すのには多額の費用もかかって、境港管理組合のものもコンクリート部分であるとかはそのまま残っているわけです。そういうものは残しつつ、ほかの用途に使えないかということを島根県でも探っていかれるということでしょうか。

○溝口知事:そうですね。


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