3月12日質問事項7
7.いじめ重大事態報告書
○山陰放送:知事、済みません、BSSの秦です。
ちょっと話題変わりますけれども、きのうのことになるんですが、いじめの裁判で和解があった件でちょっとお聞きしたいと思います。
きのうの和解に関して、原告側が会見した席で、このいじめに関して重大事案の調査報告書が出てまして、その調査報告書を見た原告側のほうが、知事に対して再調査を求めたというふうに発言されました。その再調査を求めて、それは県のほうからはしないという返答をもらったということなんですけれども、そういう事実がありますでしょうか。
それから、その再調査をしないという判断をされたのであれば、その理由がわかればお願いいたします。
○溝口知事:いじめの重大事態調査報告につきましては、非公開に対する審査請求もあって情報公開審査会の答申も出ており、それを教育委員会としては尊重して判断しておるということであります。今後も調査報告書作成の所管である教育委員会が今回の答申を踏まえ、適切に判断していくと考えておりますけれども、3月11日に奥出雲町教育委員会と和解のあったいじめ重大事態の訴訟について、いじめ重大調査報告書が私に提出を、話をしていただいておりますけども、調査の要否につきましては島根県社会福祉審議会に意見を求めることになっております。その審議会は再調査の必要性はないという回答をいただいたわけでありまして、私どもも再調査はそういうことで控えておるということですね。それぞれの部署で対応を今されておるというふうに思います。
○山陰放送:先ほど、冒頭にも言われましたけれども、この事案に関しては、この調査報告書、これまで開示はされてこなかったわけですけれども、このたび私どもがそれを開示を求めて、一部黒塗りではありますけれども公開になりました。今後はやはりこういう報告書自体は公開をしていくほうが望ましいというふうにお考えでしょうか。
○溝口知事:そこは私が判断するというよりも、本件を担当する組織において考え方を整理されるということが必要だろうというふうに思います。
○山陰放送:それは、今後も個別にそれぞれのケースで判断をしていくということが必要だということでしょうか。
○溝口知事:いや、今、再調査が必要かどうかということについては、島根県の社会福祉審議会に意見を求めるということになってますから、それに基づいてやっていく必要があろうということですね。
○山陰放送:その再調査ではなくて、報告書のいじめの重大事案というのは、これまでも島根県でもう40件以上あったそうなんですけれども、その都度報告書はつくられて、その40冊、知事なり市長に報告が出ているはずなんですが、その報告書自体は、いろいろ検証したいといった場合に公開されるべきではないかというふうには思うんですけれども、そういう情報公開で、一部プライバシーに関する部分、個人が特定される部分は黒塗りにしてでも公開されるべきだというふうには思われますでしょうか。
○溝口知事:それはそういう意見もあるかもしれませんが、やはり教育委員会、そして島根県の社会福祉審議会などで現実に対応される方々の中で、まず話をされるということが必要なんじゃないかというふうに私は考えてます。
○山陰放送:わかりました。
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