７．後任の知事に求めること

○ＮＨＫ：済みません、ＮＨＫの山崎と申します。

　少し話が戻ってしまうんですが、少しまた知事選の関係で伺います。

　今のお話の中でも、災害の対応ですとか、あとは改元後の対応といった部分で、今後の知事さんに求められるものというのは出てくると思うんですけれども、現時点で知事が考えていらっしゃる次期の知事に求めるものですとか、特に引き継ぎたい事柄などございましたら教えていただけますでしょうか。

○溝口知事：いずれにしても、県がどういう役割を果たさなきゃいけないのかというのは、何となくはわかってても、なかなかわかりにくいところですからね、県の役割としてこういう問題があるということをよく、新しい知事さんには早くレクチャーといいますか、することが大事ですね。当選をされると、いずれにしても県職員等と、あるいは私のほうも話さなきゃいかんということもあるでしょうし、新しい知事に対して早く状況が確認できるように我々もサポートしていくということであります。

○ＮＨＫ：済みません、ということは、まずは御自身の立場をしっかりと理解されて、県民のために何ができるかということを考えてほしいというようなことで考えてもよろしいんでしょうか。

○溝口知事：そこまでじゃなくて、それぞれ社会経験を持った方々ですから大体のことはおわかりなわけですが、地方自治というのは多分初めての任務ではないかと思いますので、それは、いわゆる株式会社とか、そういうビジネスの世界とはちょっと違いますね。そういうところは、時とともにわかってくるということでしょう。その間は、やはりスタッフがよくサポートしていくと。それから県庁外の人々の考えなどもよく聞いていくと、そういうことが私の経験では大事ではないかというふうに思います。