1月11日質問事項1
1.知事選候補者
○山陰中央新報:知事、よろしいでしょうか。山陰中央新報の高橋です。
知事は、次期知事選について、出馬をされずに今期限りで御引退ということを決められまして、それを先日、御表明されたところですけれども、自民党の島根県連が先日選対を開いて、次の知事候補に、元総務省消防庁次長の大庭誠司さんを推薦されることを決められましたけれども、知事として、それについての御所感をお伺いさせてもらってもよろしいでしょうか。
○溝口知事:私がそれについてコメントするのはいかがかと思いますね。やはり、まだ現職の知事でありまして、そういう観点からしますと、やはり政治の問題でありますから、それぞれの場でやっていかれるということじゃないかと思います。
○山陰中央新報:大庭さんは松江の御出身ということですけれども、知事は御面識はおありでいらっしゃいますか。
○溝口知事:いや、私はあんまり、何度かお会いはしたことはあるんではないかと思いますけども、よく承知はしておりません。
○山陰中央新報:わかりました。
一方、知事に部下として仕えられた丸山さんについては、推薦の選から漏れましたけれども、それについての御所感はいかがでしょうか。
○溝口知事:そのことにつきましても、私がコメントするのは適当でないだろうというふうに思います。
○山陰中央新報:今まで選挙戦は共産党の候補が立たれるような格好で、そんなに厳しい選挙、今までなかったと思うんですが、今回、44年ぶりに保守が分裂するような厳しい選挙戦になる見通しなんですが、それについてどういうふうに感じていらっしゃいますか。
○溝口知事:それは、政党間のいろんな考え方などから出てきてるわけでありまして、知事である私がそういうことにコメントするのは適当でなかろうというふうに思います。
○山陰中央新報:島根県としては、厳しい財政状況であったりとか、人口減少問題、次期総合戦略をどうするかとか、あと交通網なんかも含めて多くの課題を抱えていますけれども、次の知事選の論戦にどういうようなところを期待をされますか。
○溝口知事:それは候補者が考えることですね。
○山陰中央新報:知事としては何か、こういう。
○溝口知事:大体この周辺の人とかに聞かれますと、課題の多くはわかるでしょう。やはり島根などに大事なことの一つとして、人口の減少というのがありますね。そういう問題にどう対応していくのか、そういうようなことは、島根の選挙をやっておられる方々などからお聞きできることでありますから、私が何か言うのは適当でないというふうに思います。
○山陰中央新報:知事としては、こういう課題について話してほしいなとかっていうのは、何かおありですか。
○溝口知事:そこは選挙ですからね、それは選挙を戦われる人が自分としてどういうことを発信していくか、言っていくか、お考えになるわけですから、それから、その周辺には支持者の方がおられますから、そういう方々とよく相談をされたり、そういうことを、そういう方々は島根の状況をよく知っておられるわけですから、そこでお話をお聞きするとか、そういうことになるんじゃないでしょうか。
○山陰中央新報:知事としては、特定の候補者からマイクを持ってほしいとお願いをされた場合は、マイクを持たれるお考えというのはおありでしょうか。
○溝口知事:まずないと思いますね。
○山陰中央新報:その理由はなぜですか。
○溝口知事:いや、知事は、多くの人から支援を受けて知事になっているわけですから、そういう政治的な問題に知事がコメントするということは適当でなかろうということはおわかりになっているんではないかと思いますね。
○山陰中央新報:じゃあ、マイクを持ってほしいという要望自体がないんであろうというふうにお考えでいらっしゃるんですか。
○溝口知事:まあそういうことは言いません。
○山陰中央新報:ありがとうございました。
○山陰中央新報:知事、済みません、山陰中央新報の片山です。
少し話は戻るんですが、島根県知事選に関して、例えば県民が明るい未来を想像できるような選挙戦になってほしいとか、どういった選挙になってほしいかというところの知事のお考えはいかがでしょうか。
○溝口知事:公平な選挙が行われるということじゃないですか。それぞれの政党は、みずからの政党の政策などを述べられるわけでして、私どもがどうしなさいこうしなさいとか、どうだとかっていうことを言う立場にはないですね。まさに政治のことですから、選挙戦を通じてそれぞれの候補者がお考えを県民に伝えていくというのが選挙ですから、私どもが、県のほうが何か関与するということは考えられませんね。
○山陰中央新報:そうですね、県のほうが関与というか、知事として活発な論戦を期待したいとか、いろいろ、今、島根に課題がいろいろある中で、その解決策をそれぞれ立たれる方がいろいろ示してほしいとか。
○溝口知事:選挙は、私どもが言わなくても、何をしなくてはいけないのかというのは、やっぱり立候補する方々がよくお考えになっているんだろうというふうに思います。
○山陰放送:済みません、関連して、BSSの秦ですけれども、知事は、引退表明をこの場でされたときに、御自身の任期を振り返って、いろんなトピックをこの場でも言われましたけれども、次の知事選挙、前任者の溝口知事の施策をいろいろ候補者たちが評価をすると思うんです。その中で、知事がこれまでやってきた施策で、これは取り上げてほしい、この評価については聞いてみたいというトピックは何でしょうか。
○溝口知事:今言うわけにいかないですね。それは前任者として、知事選が終わって、知事になることが確定して、そうしたら、前任者にどういう課題があるのか、いろんなことをお聞きになりたいと思いますね。それは我々のできる範囲の中で、こういう課題がありますよというようなことはやっていく時間はあるんじゃないかなというふうに思いますが、それも今、そういうことをやりますよというのを言う段階の話ではないですね。
○山陰放送:論戦の中で、どうしても前の県政の施策は必ず比較、御自身の候補者の考えと対比するためにも話題には絶対出てくると思うんですけども、いろんな演説の中でですね。溝口知事御自身がやってきた県政が、そういうふうな討論の場で賛否といいますか、その評価というのは必ず、その候補者たちが口にすると思うんですが、そのことについては、御自身、どういうお考えというか、どういうお気持ちか。
○溝口知事:それは、やはり候補者がどういう考えであるかというのを県民の方々によくお知らせするということが大切なことじゃないですかね。県民はそういう候補者の演説を聞いたりして、ほとんど会ってませんから、今までも知らない方がたくさんおられるわけでしょうから、その方々が選挙戦を通じてやっていかれるということじゃないですか。私どもが何か言う話ではないです。
○山陰放送:御自身の県政に関する評価というのを早く聞いてみたいですか。
○溝口知事:いや、それは候補者御自身が考える話ですね。
○山陰放送:あわせて、今回、初めの候補者選びの段階で県内出身者、県外出身者という話が各政党から話題に上りました。その中で、溝口知事が引退表明をしたときに、東京のほうに帰りますという一言がかなり波紋を広げたというふうに私は認識をしているんですが、その点についてはどのように思われますか。
○溝口知事:どっちの点について。
○山陰放送:御自身が東京に、やめられたら帰りますというふうに言われましたけれども、それがすごく影響があったように思うんですが。
○溝口知事:誰にですか。
○山陰放送:その候補者選びの段階で。
○溝口知事:どういうあれか知りませんので、これもノーコメントですね。
○山陰放送:わかりました。
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