12月6日質問事項06
6.宍道湖の水草対策
○山陰中央新報:知事、済みません、山陰中央新報の多賀です。
近年、夏場に急速に繁茂している水草対策についてお伺いします。
きのう、一問一答質問で福田県議が質問されておられましたが、夏に急速に繁茂する水草対策で、事前に春先に、まだ水草が育ってないときに処理をするというのが効果的なやり方の一つだということなんですが、今、現状、宍道湖の水草の処理については、県の内水面漁業調整規則というので、3月から6月まで自由に水草を採ることができないという規定があって、これが見直しができないかとか、知事の許可、制度をもうちょっと簡易化できないかという提案がありました。これについて知事御自身、必要性とか改定についてはどのように考えておられますか。
○溝口知事:水草の問題は、いろんな影響を受ける漁業者でありますとか、あるいはそうした水の管理を担当する、これは国になりますけれども、国交省の島根の機関の人たち、それから周辺自治体、それから県の担当部局、そういうグループで副知事をヘッドにしまして検討しているところでありまして、国に対しても既にいろんな形で要請をしたり、国会議員の方々にもしておりますから、そういう中でこうした問題が頻繁に起きないように対策をとるべく検討中であって、それをベースに必要な対策をとっていきたいと思っています。
○山陰中央新報:この規則に関しては、また3月がもうすぐ迫ってますけれども、もう年度中に、もうその改定を示すとか、スケジュール感はどのようにお考えですか。
○溝口知事:(水草の問題への対策は)できるだけ早くということが原則でしょうが、まだそこまで議論が行っているのかどうか、まだ報告を受けていません。それは後から連絡してもいいですが、そういう状況です。
○山陰中央新報:なるべく年度内に。
○溝口知事:年度内というか、できるだけ早くということでしょうね。
○山陰中央新報:先ほどおっしゃいました、9月に立ち上げた検討会議ですけれども、県庁内、あと国交省と出雲、松江と、自治体ともまた連携をすることになると思うんですが、この会議の、最終的にはどういった体制を構築したいとか、理想的な体制のイメージはどのように考えておられますか。
○溝口知事:イメージというか、やはりそういう水草が繁茂しないような対策が適切に講ぜられるということですね。
○山陰中央新報:例えば、ちょっと規模は違いますが、琵琶湖を持っている滋賀県では、水草の処理から、あと回収、あと水草の再利用まで一連とした流れが確立されたことで、それがビジネスチャンスになるということで、地元の民間の事業者が独自で藻刈り船を導入されたりして、地域経済にもいい形で回り始めたということなんですけれども、そういった処理から回収、再利用まで、こういった一連の流れをつくっていくということが重要じゃないかなと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
○溝口知事:水草が繁茂しないように対策をとるのと、繁茂して刈り取るわけですけども、やっぱりそれを処分するということが大変労力とコストがかかるわけでして、そういう意味におきましても水草が繁茂し過ぎないように、多分一定の水草が必要なんだろうと思いますけれども、そういうことをちゃんと整理をすると、そういう検討を今始めておるというか、続けておるという状況にあります。
○山陰中央新報:民間も、取材をすると、地元の島根県内の、回収とか再利用にどういうふうにできるかっていう研究についても、関与できるのであればされたいという事業者もおられると聞いたんですけれども、今回、検討会議とかに一般の事業者の方も入ってもらうとか、そういったことも必要かなあと思うんですが、いかがでしょうか。
○溝口知事:それはあり得るでしょうけれども、そこはちょっと関係者が集まってやっていますから、よく検討してもらいましょう。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
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