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11月2日質問事項02

2.三江線鉄道資産譲渡

○山陰中央新報:話は変わります。三江線について、三江線の鉄道遺産の譲渡について、島根、広島両県とJR側で年内にその決着をするという方向性が決められたということなんですが、その現在の状況と、今後の協議の方向性についてお願いします。

○溝口知事:現状を話しますと、JR西日本からは、河川及び道路等で区切られる一定のまとまりのある範囲について、無償譲渡の要望を踏まえた協議を行いますと。それから2点目で、譲渡を受けた資産の維持管理に必要な経費の負担についても協議をしましょうという提案があったわけであります。これに対しまして、各市町からは次のような回答が出ております。JRから提案があった河川及び道路等で区切られる一定のまとまりのある範囲について、一括して譲渡を希望するところと、提案のあった範囲で一部の譲渡を希望するところと、市町によってさまざまでありましたが、いずれも詳細な譲渡条件について個別協議を行いたいという要望であります。こうした状況でありますので、各市町の考えをよくお聞きしながら、県としてはJRと協議を行っていくという考えであります。

 それから、個々の資産の置かれた状況は各市町によっても違いますから、そういう点もよく聞いて対応する必要があるんではないかと思います。

 それから、いつまでに交渉を決着させるのかということにつきましては、もともと9月で合意することをめどとしておりましたけども、まだいろんな考えが違うところがありますので、各市町から無償譲渡などの要望や、JRからの新たな提案、さらにその提案に対する各市町の回答など、さまざまな状況がある中で、JRとの個別協議は年内に目指したいという自治体もあるし、そうではない、はっきりしないところもあるということで、県としましては、沿線市町における議会の手続やJR西日本の管理計画作成といった要素を勘案すると、年内に一定の結論を出す方向で進めていきたいと思っています。全部処理ができるかどうかわかりませんが、大枠としてそういう方向で進むように努力をしておるという状況であります。

○山陰中央新報:大枠としてスケジュール感を定めた中で、各周辺市町から要望が出ているんですけれども、こちらのこの要望を成就するために、県としてはどういった役割を、時間も限られていますが、されていかれますでしょうか。

○溝口知事:それはやはり地元市町とJRの考えが収れんするように、双方の考えをよく聞いて対応するということでありますね。


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