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7月11日質問事項7

7.三江線

○山陰中央新報:知事、済みません、ちょっと話変わるんですけど、三江線の鉄道の資産で、地域振興策に活用する資産についてなんですけども、知事も議会の答弁で、仮に沿線市町が時間的猶予が必要であれば、JR西日本に要望するという答弁もなさってるんですけど、実際、6月下旬、末が回答期限の中で、実際に江津市からは期限内に回答するのは困難で、回答期限の延長を求める回答もあったんですけども、こういう回答を受けて、知事、県としてどのように対応されるんでしょうか。

○溝口知事:回答期限を延長してほしいということですね。現時点では取得を希望しないけれど、将来、そういうことが必要となった場合にはまた協議に応じてほしいとか、今、譲渡を受けて、駅舎なんかはむしろ代替交通のために必要かもしれませんが、それ以外は余りないですね。

 それから、ただでもらっても、要するに管理をしなければいけない。あるいは鉄道なんかですと安全を確保しなければいけない。それから不要になるとこれ撤去しなければいけないと、コストがかかるわけでしてね、それを今決めるというのは難しいというのが大勢ではないですか。だから、それはそういう問題がありますが、当座の課題としては、代替バスですね、代替交通をどういう形でやるかということを詰めていきましょうと、そうすべきだということをJRには私どもから前から言っています。

○山陰中央新報:で、済みません、実際に今回、江津市から期限内の回答が難しいんで、回答期限を延期してくださいというような回答があったわけで、それを受けて、県として改めてJR西に要望されるというお考えなんでしょうか。

○溝口知事:それは伝えてありますけれどもね。

○山陰中央新報:あ、もうお伝えになったんですか。

○溝口知事:ええ、多分やっていると思いますが、概略をね。ただ、それとは別に、当座の話としては、そういうことで希望するところは少ないので、代替交通のほうを先にやりましょうということを我々は伝えておるということです。

○山陰中央新報:JRとしては、来年の4月1日でも代替バス走らせるわけであって、それまでに、要はその後、鉄道資産はもう撤去したいというか、手放したいという思いがあるとは思うんです。今の現状の沿線市町の状況だとか、今、知事のお話でいくと、切り離したときに、なかなかその鉄道資産については結論が出ないと思うんですけど、それは4月1日またいでも、その議論というのはやるべきだという判断。

○溝口知事:現状ではわかりませんね。それはまだどういうものが使えるかというようなところまで地元の市町もよくわからないでしょう、どういう用途に使えるのかとか、あるいはコストがどのぐらいかかるのかと。

○山陰中央新報:さっきおっしゃったJR西に江津みたいな延期してくれっていうような意見を伝えたのは、その江津の回答の前なのか、それとも江津の回答があってから伝えたのかというのは、どちらなんですか。

○溝口知事:前の段階で言っていますよ。なかなか状況を見るとまとまらないようだから、代替交通については、資産の承継ということと一緒ではなくて、別にやったほうがいいということは伝えています。

○山陰中央新報:で、その前に伝えてて、実際にそういう江津からの回答があったわけで、それを改めてJRにお伝えするっていうことはしないんですか。

○溝口知事:それはいずれすると思いますよ、細かくね。

○山陰中央新報:ええ。それは、知事としてされるのか、それとも地域振興部として、部がするのかというのは。

○溝口知事:同じことですね。

○山陰中央新報:同じことっていうのは。知事がされる。

○溝口知事:県としてやる、それは同じことです。

○山陰中央新報:だから、それを県としてやるのは同じだと思うんですけど、知事が言われるのか……。

○溝口知事:いや、同じ。それは地域振興部長がやるときには私の了解を得てやるでしょう。

○中国新聞:知事、それについてJRさんのほうの反応はどういうふうにあったんですか。

○溝口知事:JRの反応は、ちょっといま一つですね、はっきりしないですね。

○中国新聞:はっきりしない。当初言われてたことは、現状ではJRさんは、だからそこは、その立場は崩してないということですかね。

○溝口知事:そこら辺はまだ、これから話をしなければいけませんね。

○中国新聞:でも、もう期限が来とるわけで……。

○溝口知事:それはありますが、話をしなければいけない。

○中国新聞:向こうさん、JR西さんは、今のところ、知事がこの間、支社長が交代されるときに来てお話をされたときにそういう話を伝えたということでしたけども、その後は特にその反応がないということですか。

○溝口知事:その後はないですね。

○中国新聞:ただ、向こうも期限が過ぎると、ちょっとあの話はどうなってますかということは当然言ってこられるかとは思うんですけど、その辺のところは何か協議とかされないんですかね。

○溝口知事:これからですね。

○中国新聞:部長さんなりJR西のほうの担当室なりとの間でやってもらうと。そのときには、県としては沿線からすぐには結論出ない問題だからというのはもう一回繰り返して伝えるということですか。

○溝口知事:具体的なところは今申し上げませんけれども、話をしてやっていくということです。

○中国新聞:知事の認識だと、この話というのはかなり時間かかるという認識ですよね、鉄道資産ね、橋とか線路とか、駅舎以外のところ、すぐ活用しない部分のところというのは。ですよね。

○溝口知事:でしょうね。

○中国新聞:これはもう、だから話し合いがどんどんどんどん長引いていって、結果的にはみ出してしまうという、この代替交通が走るところをはみ出してしまうという可能性は現状ではある。

○溝口知事:今、そこまで僕も細かいところまで言えるような状況ではないですね。

○中国新聞:そこの見通しはもう今のとこ全くないと。

○溝口知事:要するにただでもらってもね、コストが非常にかかるでしょうと、いろんな面で。だから、そこら辺よく考えてやらないといけないでしょうということです。

○山陰中央新報:今後協議をするときに、それこそ沿線市町からは回答期限延期してくれとか、これから将来的に活用を議論するときもあるかもしれないという意見があって、当然、県としてはその沿線市町の意見をもとにJRと協議していって、その沿線市町の希望がかなうような結論に持っていくという立場っていうことでよろしい。

 

○山陰中央新報:知事、済みません、さっきの三江線の鉄道資産のことでちょっと追加でお聞きしたいんですけど、JR西日本としては、9月の下旬に沿線市町と契約を結びたいという意向を持ってらっしゃって、さっき言ったみたいに回答期限を延期してくれとか、住民との議論がまだ進んでないという状況がある中で、その9月下旬に契約締結というようなスケジュールというのは可能なんでしょうか。

○溝口知事:まだそれは相手もありますから、関係市町もありますから、よく相談しながらやっていくということですね。

○山陰中央新報:難しいと……。

○溝口知事:できるだけ早くやっていくと。

○山陰中央新報:そのスケジュール感というのは難しいというふうには……。

○溝口知事:そういうことについてはまだわかりません。

○中国新聞:知事のおっしゃっている分けて考えましょうというのは、代替交通の議論と鉄道資産をどう活用するかって話は分けましょうということなんですよね。

○溝口知事:そうですね。

○中国新聞:そうすると、JRさんはだけん、9月下旬とか何だとかって言ってる、もちろんその鉄道資産をどう譲り渡すかという問題はあんまりこっちには関係ないんですよね。

○溝口知事:JRとしては関係があると思っているでしょうね。

○中国新聞:で、一応県の立場としては、だからそこは別儀だと。そこはだから……。

○溝口知事:JRがこれまでやってきた路線なんかと比べて非常に長いですしね、それから山、川が随分あるとこでしょう。だから、そういう状況なんかもよく考えないといけないのではないかと、私は個人的には思っていますけれどもね。

○中国新聞:駅舎みたいにすぐ活用……。

○溝口知事:駅舎は別の話になってきますね。

○中国新聞:JRさん、だけん一括譲渡だから、駅舎だけっていう考え方はそもそもとってないんじゃないかと思うんですけど。

○溝口知事:それは話をしなければいけませんね。

○中国新聞:話をする。

○山陰中央新報:県が暫定的に無償で一括譲渡を受けたらどうかという意見もあるようなんですが。

○溝口知事:県はないですよ。

○山陰中央新報:そういうお考えはないですか。

○溝口知事:ないです。それは引き受けた資産がどんな資産かわかりませんので。

○山陰中央新報:その無償で県が……。

○溝口知事:いずれにしてもそれは市町村が判断することだと。

○山陰中央新報:県が無償で一括で受けたときに、どういう県としてのデメリットというか、あれは。

○溝口知事:県はやるつもりはないです。

○山陰中央新報:ない、はい。

○溝口知事:鉄道の管理だとか、要するにただでもらっても管理のコストが要るでしょう、安全を確保するとか。

 

 はい、なければ終わります。


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