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7月11日質問事項2

2.萩・石見空港

○山陰中央新報:済みません、萩・石見関連でお伺いします。

 6月の羽田便の(搭乗者人数の)速報値が目標に対して2,500人届かなかった、この実績について、受けとめと、分析が上がっておりましたら伺ってもよろしいでしょうか。

○溝口知事:それは、目標に対しまして若干少なかったですからね、目標自体がかなり上を行っていた面もあると思います。そういうことで利用促進をさらに図っていこうということであります。

 それで、そのために補正予算も提出して承認していただいております。やっぱりそういう対策がないと、なかなか自然体で、声をかけるだけでは一定の乗客レベルを達成するというのは難しい状況にありますね。ただ、やはり1便化になりますと、もっとそういうことが難しくなりますから、若干コストがかかっても2便化ということが必要だろうと。特に県西部は企業誘致なども進めなければいけない地域でありますけれども、そのために大都市との交通が不便であるということは致命的ですから、そういう観点からも萩・石見空港の2便化維持に向けて努力していかなければいけないだろうと思っています。

○山陰中央新報:また4月から6月までで、月別目標に達成できない月が続いて、だんだんそのハードルというのも高くなっていくんですけれども、そのあたりの危機感はお持ちですか。

○溝口知事:危機感もありますからね、特別な補正予算も組んだりしているわけです。住民の方も、東京に行かなければいけない用事が必ずしもあるわけではないですけれども、やはり萩・石見空港を利用していくということで行かれるという方も非常に多いわけでして、やはりそこは公的な支援と地元の努力、両方をあわせてやっていく必要があると思います。

○山陰中央新報:若手職員の政策提案の中間報告があったと思うんですけれども、現段階でどういった方向性、どういった報告が上がってますでしょうか。

若手職員の萩・石見-羽田便について、政策提案の中間報告が先週あったと思うんですけど。

○溝口知事:この前ちょっと聞きましたけれどもね、最終の報告が出てきますから、それをよく見て、採用できるものは採用していこうということです。

○山陰中央新報:今後、まとめとか詰めの作業になると思うんですけれども、今後、どういった協議を期待されますか。

○溝口知事:さっきもそれは申し上げたように、何もしなければやはりもっと減るわけでして、やはり2便化をできるだけ維持するような努力をしなければいけないと。それは、あの周辺ということだけでなくて、県全体として見まして、産業の振興ということをやっていく必要があるわけでして、県として対応しなければいけないだろうということです。

○山陰中央新報:わかりました。

 先週、県西部で豪雨被害もありました。九州北部のほうでも大きな被害が出ているんですけれども、昨年の年度始めで利用が落ち込んだ理由として熊本地震などを挙げておられました。同様の、観光利用とか観光マインドが下がって利用が落ち込む可能性もあるんですけれども、そのあたりどのように。

○溝口知事:その影響はそんなにはないと思いますし、津和野とか浜田とか、いろんなとこで水害がありましたから、そういうものが影響しないように、県のホームページでありますとか、いろんなことでそういう点は心配がないということを伝えるようにしております。今のところ、そのこと自体が大きな影響を持っているという状況ではないと思います。しかし、それは関心のある人もいるでしょうから、そういうことがわかるようにするということです。

○山陰中央新報:わかるように情報発信に努めていかれると。

○山陰中央新報:6月(の搭乗者人数)が目標に届かなかった要因というのはどういうふうに分析されているのか。

○溝口知事:一概には難しいですが、いろんな支援があって出かけていかれる方もいますからね、そういう人々の行動にもよるでしょうね。そこら辺は6月の1カ月だけでどうこうというわけにはいかないので、よく見て、必要な対応をしていきたいと思います。

○山陰中央新報:今回、6月補正でかなりの、多額の緊急対策も組まれましたけども、ずっとそれが県財政も悪い中で、たびたびそういうことができるとは思えないんですけども、これからそういう予算措置を、特別な予算措置をしなくてもきちんと利用者、搭乗者が確保できるような対策というのが、これも同時並行でやっていかなきゃいけないと思うんですが、その辺はどうお考えでしょうか。

○溝口知事:やはりPRをするとか、そういうことも当然やらなければいけませんけれども、周辺の人口がやはり少ないということがあるわけですね。それから高齢者の人が多いですから、観光で外にどんどん出ていくということにはなっていない。企業も多くないわけです。しかし、県西部の産業振興というのはバランスのとれた県の発展ということで大切なことですから、そういう意味で、大都市との交通手段の大事な要素である萩・石見空港の2便化ということは、県として当然対応しなければいけない課題だと考えています。

○山陰中央新報:さっき知事おっしゃったのにも、人口でいくと県西部なんかは特に減りが激しくて、これからも減少が予測されますけども、そういうことになると、なお今後、搭乗者数というのは減っていくと思うんですが、例えば企業、大きいところを誘致とか、要は何か基礎的需要がふえるようなこともやっていかなきゃいけないと思うんですが、その辺はいかがですか。

○溝口知事:それはこれまでもやっていますけれども、これからもさらに注力していくということですね。

 


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