6月30日質問事項2
2.原子力発電所1号機廃止措置
○山陰放送:知事、済みません、原発の話に戻るんですけれども、1号機の廃炉について、周辺自治体、鳥取県を含め、中電のほうに了解を伝えました。もう島根県としての態度決定の時期では、されるのではないかなというふうに思うんですけれども、今現在どのような御判断でしょうか。
○溝口知事:県としては、最終的に議会の承認が必要ですから、それをよく見まして対応していくということです。
○山陰放送:議会と今は同時進行での会見ですので、非常にこちらも質問自体がしにくくなっていたり、知事もお答えにくいのかもしれませんけれども、議会のほうには、これは県のほうの態度を示しているということだと思うんですけど、今、同時刻にですね。どういった態度、どういった意見を出されているんでしょうか。
○溝口知事:この前、安対協がありましたね。安対協には、県議会、それから関係の市の議会でありますとか市長さんでありますとか、それから一般の方々、いろんな方々が入られて、そこでいろんな発言もありまして、政府側は規制庁から説明があったりして、基本的に全体の考えとして、県議会、県のほうで対応すればということで、格別規制委員会に対する了解としては特別な意見はなかったように思いますから、いずれにしても、これは議会、執行部、同調してやらなければいけない話ですから、議会の最終決定を待ちまして対応していくということです。
○山陰放送:県としても廃炉の方針を是とするということでよろしいんでしょうか。
○溝口知事:そうですね。
いろんな段階がありますから、その段階段階でまた様相が変わってまいりますから、そこで、様相というのは、取り組むべき対応がですね、措置が変わりますから、またその段階でまた、その進行をチェックしながらやっていくということではないかと思いますけれどもね。
○中国新聞:知事、1号機の廃止措置計画への地元同意のプロセスについてなんですけども、順を追って振り返ってみますと、2号機の審査の申請のとき、ちょうどその前に覚書を県内の安来、出雲、雲南市と交わされて、鳥取もでしたけども、そのときには、県として意見を表明した上で周りの意見を聞いて、その結果をつけて国や中電に渡すという形でした。1号機の廃止措置の今度、申請のときですね、審査の。そのときには、一応どうも県のほうから少し、県が表明する前に3市のほうにどういう態度ですかということはお聞きになったように聞いてますけども、今回、この了解という、廃止措置計画の了解というプロセスのときには、もう安全協定が今、安来や雲南市さんは中国電力と結ばれてますので、この間、中国電力の役員さんが来られて回答を受け取るというしっかり公式な返答をされてという形で、その3市が意見を表明するタイミングがきちんとこう、県が表明する前にあるという手続になったように思うんですけども、そういう形になったことについてはどういうふうに思われますか。
○溝口知事:それはそれぞれの市の判断でいいと思います。
○中国新聞:かねがね3市のほうでは、それこそ本当に2号機の申請のときは県のほうが先に言っちゃってて、それで意見求められてもみたいなところがあったと思うんです。それが今回、ちゃんと手続的にはきちんとこういうやり方が保証されたということなんで、その点については望ましいのか望ましくないのか。
○溝口知事:望ましいとか望ましくないということではなくて、3市の意向を踏まえて我々は代表するということです。
○中国新聞:3市の意向を聞くタイミングというのが、結局、県の意思表示の前か後ろだったかというのが問題、ある意味問題になったときがあったということなんですけど。
○溝口知事:我々はそういう3市、あるいは松江市の考え方なんかも見ながら、県としての立場を考えていくわけですし、県としての考え方を決めるときには安対協という場で意見をいただいて決めるということですからね、そのプロセスを続けるということではないかと思いますね。
○中国新聞:あと、これは確認なんですけども、知事もかねがねこうした了解のときに、立地と周辺で意見が違うときに、それを調整する仕組みが保証されてないということは言っておられましたけど、それは現状も変わらずということですね。
○溝口知事:そうですね。
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