5月26日質問事項2
2.コウノトリ
○山陰中央テレビ:知事、済みません、先週、雲南市でコウノトリが撃たれるという事件があったと思うんですが、あれについて、知事としてはいかがでしょうか。
○溝口知事:詳細は我々もわからないわけでありますけれども、サギとコウノトリというのは似ているようですね。たしかサギとコウノトリを瞬時にはなかなか判断できないことがあって、ああいうことが生じたわけでありますが、狩猟をされる方がやはりよく注意をしていくということをやってもらう必要がありますね。
○山陰中央テレビ:ともあれ、今後の市の対策としては市内のハンターに注意を促すということになっていると思うんですが、鳥って、どうしても羽がついている以上、ほかのイノシシとか鹿よりも、全然、市を越えて移動しちゃう動物だと思うんですね。そんな中で、県が、島根県全体で何か対応するとかっていうのはないんですかね。
○溝口知事:コウノトリについてですか。
○山陰中央テレビ:まあ、今回のことに、県としては何か責任は、どう思われているんでしょうか。
○溝口知事:ハンターの人たちによくよく注意をしていただくということはやらなければいけないと思いますけれども、そこはハンターさんたちの組織もあるでしょうし、そういうところによくお伝えをしていくということですかね。
○山陰中央テレビ:県にも鳥獣対策の部署ってあると思うんですが、今回に関しては、県には責任はないということなんですかね。
○溝口知事:責任という話ではないと思いますね。やはりハンター自身がそういうことに注意をしなければいけないですね。
○中国新聞:知事、関連で、今回はコウノトリだったわけですけども、コウノトリがそもそも巣をつくるということ自体がなかなかあることじゃなくて、これからまたあるかどうかはわからないですし、コウノトリっていう動物だけについて注意を喚起するとか、そういう話をするよりも、これから、例えば出雲では今、トキの飼育、分散飼育センターでいろんなことやってられますけど、そういう保護すべき野生動物っていうのと、狩猟すべき野生動物っていうのを、当然そこには市役所とかの、業界とか、いろんな組織が絡んでくる話ですけど、きちんと末端というか、一猟師さん猟師さんに至るまでしっかり周知していくということが求められてくる時代になってくると思うんですけど、その辺はいかがですか。
○溝口知事:そういう観点から何をすべきか、あるいは何ができるか、よく検討していきたいと思います。
○中国新聞:一方で、中山間地にとっては有害鳥獣の駆除というのは、これは避けては通れない問題で、これから猟師さんもどんどん高齢化していく、一方では、若い人が新しく狩猟で生活を始められるみたいな例も県内ではぼちぼち出てきてるようですけども、そういった中で、なかなか猟師さんの質というんですかね、ちゃんと撃つ対象を考えて撃つ、下手したら人を撃つ事故にもつながりかねないわけですから、そういったところについて、何か県としてこれから取り組みをどうするとか、ありますかね。
○溝口知事:狩猟をする人たちに、いろんなことに気をつけながらハンティングをしなければいけないわけでして、それに対してどういうチャネルで、どういう形でやったらいいのかということを我々もよく検討して、また関係者と話をしていこうと思います。
○中国新聞:その中で、今回のコウノトリの誤射死というのが一つのきっかけとして、何か検討が進んでいけば、それこそコウノトリも浮かばれるかなというふうには思うんですけど、その辺は、何か具体的に今お考えありますか。
○溝口知事:まだ具体的なところまでは行っていませんので、関係の部局に検討をするように指示をしてまいります。
○共同通信:ちょっと内容かぶるかもしれないんですけど、今のコウノトリの件で、もちろん個々人のハンターの方が間違えて撃たないというのはもう大前提の話だと思うんですけど、それで各市町村が許可を出してやってることなので、そこで対応することになってくると思うんですけど、県として、猟銃を使った有害鳥獣の駆除について、今後何か方針を改めるように指示するとか、見直すようにというお考えはありますか。
○溝口知事:熊とかイノシシとかの駆除ということにつきましては、市町村とも連携をしながら、県も必要な対応はしております。現場の意見なども聞いて、さらに必要なことがあればやっていくつもりです。
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