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5月11日質問事項3

3.韓国新大統領就任

○山陰放送:知事、済みません、改めてお聞きしますけども、韓国の新大統領が誕生しました。昨年は竹島にも上陸した新大統領の誕生ということですが、知事の受けとめをお願いいたします。

○溝口知事:今回は野党でありました政党が政権を担うわけですからね、それは、政権を担うということになりますと、いろんなことに配意しながらやらなければいけないでしょうし、それから議会、国会ではまだ多数を占めているわけではないでしょうしね。たしかそうですよね。そうしますと、いろんな政党にも協力を要請するということになるでしょうし、まだできたばかりでして、内閣も組閣されていませんし。その過程で首相を選ぶということにもなるでしょうし。首相の候補は内定しているようですけれども、いろんなことがありますから、今の段階で、評価をするのは難しいことではないかと思いますね。やはり状況を見ながらやっていくと。それは野党時代にいろんな活動はあったかもしれませんが、与党になって国を引っ張っていくとなると、また別な配慮も必要でしょう。そういうことを見ながらやっていくということが大事なことではないかと思いますね。それはまだ今の段階ではわかりませんね。

 ただ、首相候補は日本の東亜日報でしたか、記者を長年東京でされたり、あるいは日韓議員連盟でしたか、そういう場でも要職をされて、日本のことはよく知っておられると。そういう方を首相に選ばれているということもありますし。それから、いずれにしましても、今のこの地域をめぐる大きな半島との関係では、北朝鮮の問題をどういうふうにして対応していくかということでありまして。それは日米だけじゃなく、日中、日韓、あるいは関係するロシアなどともよく協力しながらやっていかなければいけないわけですから、韓国大統領もそういうことを考えながら、北朝鮮問題を考えながらいろんな施策の展開を図られるだろうと私は見ておりますので、これまでの行動から、これからも同じだということには直ちになるわけではないだろうと思います。

○山陰放送:そうしますと、野党の時代とは違って、竹島問題という優先順位自体はもっと下げて、もっと交流とか、そういうことに力を注いでほしいというようなお考えでしょうか。

○溝口知事:そのように具体的につなげるわけにはいかない。わかりませんね、それは。要点は、野党時代とその国のリーダーとして活動する場合には、それから勢力関係からしましても、いろんな配慮をしながらやっていかれると思いますから、それを当面よく見ていくということでしょう。また、北朝鮮問題ということになりますと、日韓の協力ということも大事になりますしね。そしてまた米国との関係も同じことでしょう。北朝鮮の問題に関しては。ですので、新しい要素がいろいろありますから、そういうものをよく政府におかれて見られて対応されていくと思います。

○山陰放送:この東アジアを取り巻く情勢の中で、北朝鮮問題というのがかなり激化していますけれども、その中で韓国の新大統領という新たなファクターが加わったわけですが、この日本の一自治体の島根県としては、スタンスとしては竹島問題については変わらない、そのアプローチも変わらないというふうにお考えでしょうか。

○溝口知事:それは変わりませんね。

○中国新聞:韓国の大統領は、選挙期間中、従軍慰安婦の日韓合意の見直しとか、そういったことでかなり日本に厳しい言動を展開しながら有権者に選ばれたわけで、当然、政権についていろいろ姿勢の変化というのはあろうというのは当然そのとおりかと思うんですけども、どのぐらい期待できるんでしょうか。

○溝口知事:わかりませんね。いずれにしても、一国のトップの人は、より広い視野で物事を見ていかないと、政策の展開というのはなかなか進まないでしょう。そういう状況を我々もよく見ながら、そして政府も当然そういうことを見ながら対応されると思いますね。

○毎日新聞:済みません、観光という面では韓国の方、たくさん島根県のほうに観光に来られて、米子空港のLCC化とかもあって、そういった面での日韓関係の情勢にも多分左右されるかと思うんですけど、その辺に対する新大統領への期待というか、そういったところをお聞かせください。

○溝口知事:そういう点は、世間一般の考えによるのではないでしょうか。政治が余り影響するというよりも。

○毎日新聞:県としてはもちろん、竹島問題はあるとはいえ、たくさんの韓国の方に……。

○溝口知事:竹島問題と観光の問題は関係ないですね。

○毎日新聞:まあそれ関係ないと思うんですけど、もうたくさんの、観光でこちらに訪れてくれたらなというスタンスは全く変わらないという。

○溝口知事:竹島問題は、いわば二国間の政治的な問題でしょう。

○毎日新聞:はい。


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