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4月21日質問事項3

3.北朝鮮情勢

○山陰中央新報:知事、済みません、北朝鮮情勢がこれまでになくかなり緊迫化してて、日本政府も相当危機感を持っているようなんですけども、島根県は朝鮮半島に近かったりとか、あるいは原発も抱えてたりしてて、いつミサイルが飛んできたりとか、あと難民の方が来るかもわからないような状況の中で、何か県として、それに対しての今何か備えというか、やってらっしゃるんでしょうか。

○溝口知事:島根県の問題と同時に日本全体の問題ですね。そこはやはり政府がどういう対応をされるかということですね。

 それから、政府が対応する場合も、アメリカとの関係もあるでしょうし、そしてまた、そういう行為が先方にどういう影響を与えるかというようなこともあるでしょう。いろんなことをよく考えてやらなければいけない課題であるし、それから北朝鮮の動きがどうなるかというのは予測がつかないわけであります。そこら辺は高度に国全体として、日本自身がどうするこうするということも、アメリカともよく調整をしなければいけない、非常に広範な、そして不透明な状況でありますから、県だけがこうするというふうにはなかなかいかないと思いますね。我々はそうした話については、地元松江市の議員からも要請がありましたから、防衛省に行って話をしたことがありますが、全体の状況が不確定で予測がつきにくい。動きがあれば、また反動があるということもありますし、そこら辺はやはり高度に政治的な判断が必要なことですね。だから、あなたが言われるように、我々としては当然、国に対して国民の安全が保たれるようにやってほしいということは言うまでもないことですが、言ったりもするというような状況ですね。

○山陰中央新報:県民を守る立場として、安全を守る立場として、今、さっき言ったように、これまでにないぐらい緊迫化しているわけですから、いつ何が起きるかわからないというとこで、国と、例えば情報交換してたりとかっていうことは、もう今なさっているんですか、防災のほうも。

○溝口知事:そういう情報をどこまで政府のほうで開示をするのか、政府自身も場面がどういうふうに展開していくというのがわからないわけですから、そこで勝手なことは言えないでしょう。

○山陰中央新報:だから、僕が言ったのは、備えをしとく必要はあると思うんですけども、その備えを……。

○溝口知事:全般的には政府がやっていると思いますよ。

○山陰中央新報:いや、それで、政府なんでしょうけど、さっき言ったように朝鮮半島が近かったりとか原発抱えたりとかして、難民とか出ればこっちに来る可能性も多分にあるわけですから……。

○溝口知事:それはいろいろあるわけですよ。

○山陰中央新報:ええ。そのとこで、島根県としての、当然日本国としてはやらなきゃいけないんでしょうけど、県として何か備えをされてるんですかっていうことを聞いてるんですけど。

○溝口知事:それは政府のほうにもお願いに行ったりはしていますよ。

○山陰中央新報:いや、この緊迫化を受けてですか。

○溝口知事:以前の議会でありましたね。政府の対応を聞いてもらいたいということで、防衛省には行きましたけれどもね。

 いずれにしても、日本政府として、あらゆることを考えながらやっているわけでしょうし、原発等の安全性などは我々もいろんな作業をやっていますし、防衛に係る問題ですと、島根に限らず日本全体の問題ですよ。

○山陰中央新報:だから、その防衛というのも、仮に何かがあったときの備えとして、例えば国民保護計画というのもあるわけですから、県のところにも。それをきちんと情報を収集して、国からも言えないこともあるという話なんですけど、きちんと情報を収集して、見直せるところは備えていくっていうのが必要だと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

○溝口知事:難しい問題ですね。

○山陰中央新報:いつ何があるかわからないですけど、県としては、もうとにかく国の動向を見守るっていうことしかしないんでしょうか。備えっていうところは何もしない。

○溝口知事:ちょっとそのお答えは難しいですね。

○山陰中央新報:難しいというのは。

○溝口知事:いろんな事態を想定するためには、政府自身の関与がないとできないでしょう。

○山陰中央新報:それは島根県についてもってことですか。

○溝口知事:島根県がそうすることがいいのかどうかという問題もあるでしょうね。

 あなたの言うことはわかりますが、政府が、それは島根だけでなく、日本全体の問題として、政府がまず考えなければいけないことでありまして、そこは何ら情報がないわけであります。

○山陰中央新報:だから、その情報を入手して、島根として何が備えられるかっていうことを考える必要があるんじゃないでしょうかっていうことです。

○溝口知事:すぐにはそういう情報は出てこないでしょう。


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