4月7日質問事項8
8.働き方改革
○中国新聞:知事、よろしいですか。年度がかわってお聞きするんですが、今、各企業でも働き方改革というのが進められて、世の中全体で進められているんですけども、県庁のほうでは何か働き方改革を考えていらっしゃるんですか。
○溝口知事:なるべく残業が起こらないように、仕事のやり方を考えるということが基本的な考え方ですね。早いうちからいろんな準備をするとか、あるいは連携なども合理的、効果的にやっていくとか、それから、そういう連携、調整に時間がかからないようにやることですね。ペーパーで細かく書いて調整をする前に、いろんな話をして物事を整理して進めていくとか、いろんなことが考えられるわけでありまして、なるべく残業が少なくなるような、それから重複的な仕事を避けるとか、そういうことをやることによって残業時間が短くなるようにやってもらいたいということをいろいろ言っています。
○中国新聞:県庁のほうも残業が結構あると思うんですけども、その残業を減らすようなやり方、今、知事がおっしゃったようなので、具体的にどこかの部署へ指示をしたりして取り組みを進めるというようなことはありますか。
○溝口知事:それも考えられるかもしれませんが、今のところそういうことはやっていませんが、人事課、総務部を中心に、そういうことを考えるようにいろいろ指示をしているわけです。もう少し組織全体として考え方を募るというようなことはあり得るかもしれませんけどね。ちょっと勉強を、それはさらにやっていきます。
○山陰中央新報:関連してちょっと、鳥取県さんが同じように長時間労働を是正しようと、プロジェクトチームとか立ち上げたりするっていうことなんですけど、島根県としても、具体的に何か形として長時間労働の是正を図る何かをつくるとか、取り組みを始めるとか、何かそういうことっていうのはありますか。
○溝口知事:そういうやり方もあるでしょう。今のところそこまでは考えていませんけども、やはり各部局長が、それぞれの組織の上に立つ人がどうしたらいいかというのを考えるということがまず必要でしょうね。
○中国新聞:そういう意味では、僕も県庁を歩いてると、たまに課長さんで、例えばきょう早帰りしますみたいな看板を立てたりとか、紙を机のところに張られたりとかしてる課長さんもおられたりするわけですけど、別にそれがどの課を回ってもそうというわけじゃなくて、聞いてみると、やっぱりそういう自発的な取り組みというのはあれですけど、統一的な、何というか、こうしなさいという指示は、余りそういう残業を減らすという方向に向かってはないというような話を聞くんですけども、そういう意味では、だから部局がそれぞれ考えることも大事かとは思うんですけど、横断で組織なり検討なりをする場所なりというのがあったほうがいいかなというふうには思うんですけど。
○溝口知事:はい、それはあった方がいいという感じはしますが、過去の経験で、僕らも長い間、そういうことはいろいろ考えたり検討したこともありますけども、そう簡単にはなかなかいかないですね。
○中国新聞:根本的な理由として、やっぱりそれは効率化して、例えば一人で全部完結する業務とかでばっとやってしまうのが一番、それはいいんでしょうけど、そうするとミスが発生したときに、その人が全部責任とらなきゃいけないみたいなので、クロスチェックするとか、そういう業務を当然入れると、最低限の業務みたいなのがもう、何というんですかね、固まってしまって、もうそれは動かないものになってしまって、それに対してちゃんと人員確保をしないと、どうやったって残業ふえるよねという状態になっちゃうと思うんですけど、今、県庁の現状を見てると、そういうことになってる可能性というのはあるんですか。
○溝口知事:各部の中までは僕らもまだわかりませんから、そういうことをもう少しやることが必要かなという気持ちは頭の中にありますけれども。またどういうやり方がいいのか、考えてみようとは思っています。しかし、今の段階でこうするああするというのはないです。長年、この問題は言ってはきているわけですね。
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