５．観光
○日本経済新聞：済みません、観光について伺いたいんですけれども、一つは、ＪＲ西日本の豪華寝台列車がこの間、旅程についてもかなり詳しく出まして、まず、御感想をお聞きしたいのは、島根に関していうと、宍道でおりて、明々庵というお茶室で、ここでお茶をたてて、それから、たたらの遺構である菅谷たたらの高殿に行って、その後、田部家の田部土蔵群というのが加わりまして、お茶とたたらということでストーリーができているようなんですけれども、このコースについてちょっとコメントというか、どう思われますでしょうか。
○溝口知事：見られるということで、いいことじゃないですか。ただ列車に乗っているだけじゃなくて。
○日本経済新聞：そのコース自体ですけども。
○溝口知事：コース自体ですか……。
○日本経済新聞：いろいろ観光資源はあると思うんですね。それこそ八重垣神社とか……。
○溝口知事：いいんじゃないですか。ええ。
○日本経済新聞：雲南のほうに行っても、三瓶山もあるし……。
○溝口知事：中山間地域にいろんな文化、歴史が残ってますから、そういうところを見ていただくということは大変いいことだと思います。
○日本経済新聞：もう一つは、これは県でも検討していると思うんですけど、既にやってらっしゃると思うんですけれども、たたらというのがなかなか知名度が低いので、石見銀山とセットでＰＲしようというようなことを伺うんですが、これについては、どうお考えですか。
○溝口知事：それは両方うまく連携できればいいと思いますけど、若干距離がありますかね。
○日本経済新聞：知事としては、あんまりまとまりがないとお考えですか。私、外から見ていると、ちょっとくっつけ過ぎかなと思うんですけれども。
○溝口知事：それは今のＪＲの話とは別にですね。
○日本経済新聞：別にですね。県のほうでも、そういう構想を考えてらっしゃるんですが。
○溝口知事：どういうコースで回っていただくかというのは、それは旅行会社が考えることでしょうが、ＰＲは石見銀山とか、たたらですとか、あるいは松江ですとか、あるいは出雲大社ですとか、そういうものは一緒にやりますから、それで、旅行会社の方が集まるＰＲの会でもそういうものを一緒にやりますから、そういうところで見てくださるんじゃないですかね。