11月24日質問事項8
8.新幹線
○山陰中央新報:済みません、今鉄道の話がありまして、ちょっと次元が変わるんですが、北陸新幹線の今、3ルートと言われてて、舞鶴にきゅうっと来るルートと、米原のほうに、ちょっと離れていくルートということで、山陰両県の首長さんらは舞鶴ルートが来ると山陰新幹線にこう弾みがつくというような主張をされて、これまでいろんな要請活動をされたわけなんですけども、この舞鶴ルートの費用対効果がBバイCでいうと0.7といって、下回るというような試算結果を今月の11日に国交省が出して、ちょっとみんな残念そうな、鳥取市長とかされましたけども、そういう数字が出たことに対して、知事、どう思われるか。
○溝口知事:だから、それは京都までつなぐためにはどうしたらいいかという計算なわけでしょう。その先のことは考えてないわけですよ。それはそういう前提でやれば、そういう結果になるのはある意味で当たり前のことでしょう、距離が短いわけで。米原だと意味がないと、むしろ混雑すると、新幹線がですね。そんなようなことなんで、何ていいますかね、先のことまではまだ視野に入ってない検討結果じゃないですか。
○山陰中央新報:今知事が言われたのは、いわゆるこちらの自治体の首長も同じような所感を持ってらっしゃって、要は早くつくろう、安くつくろうと思うと、京都までで考えるとそうなるんですけど、山陰新幹線とか全体の国土軸を見ると、ああ、もうちょっと違う観点があるんじゃないですか、例えば日本海側に新幹線を敷くということを考えるならば、それだけの狭い視点じゃなくて、もっと広く見ましょうよねというような反応だったけど。
○溝口知事:それはやはり国がやらなくてはだめですね。国が日本全体のこととして、それで、新幹線のほうは結局JRの独占事業みたいなことになってるわけですね。そこはやや、それはJRの立場であって、独占事業というか、株式会社として民営化したけども、だから、本来はやはり国が全体としてどうだというような検討もし、指示もしなくてはいけない話でしょうが、そういうことがなされていないというふうなことですね。それをまたすぐ決めるのもなかなか難しいことでしょう。
○山陰中央新報:ただ、このままだと年内にこの3ルートのうち1つを選ぶというような、今、スケジュール感になってまして、やっぱり費用対効果のいいところが選ばれるのかなと思ったり、ただ、自民党のプロジェクトチームですから、いろんなまた考えの違いとかでちょっとひっくり返るかもしれませんが、やっぱり山陰に新幹線つくろうという考えになると、舞鶴ルートがいいというのは皆さんそうなんですけど、知事もやっぱりそうですね。
○溝口知事:はい、そういうことでね。
ただ、舞鶴から来る分に京都までつなごう、関西までつなごうということがあるんでしょう、当座の課題として。だから、それは非常に視野が制約されているわけですね。
○山陰中央新報:ここから例えば国会議員さんに、地元の方はもちろん理解されてると思うんで言わずもがなですけど、もうちょっといろんなところに働きかけたり、県知事として何かお考えがあればと思うんですが。
○溝口知事:そこはやはり政府としてどう考えるかという、日本全体の交通網という問題があるんでしょうね。そこはJRの改革に伴って、いろんな関係が変わってきておるわけですね。しかし、そういう独占権を与えているのが国なのでね、難しいことですね、今どうするかということは。
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