10月6日質問事項12
12.観光振興
○日本経済新聞:観光振興について伺います。
サイクリングなんですけれども、新聞報道なんかでは、山口県が何かサイクリング立県を目指すというようなことを観光計画に入れるということで、鳥取も大山を中心にやってますが、まず島根県の場合、最近結構力が入っていると思うんですけれども、観光戦略の中に知事、サイクリングをどういうふうに位置づけてらっしゃるんでしょうか。
○溝口知事:いろんなとこでやってるんじゃないですか。
○日本経済新聞:県内でやってます。
○溝口知事:飯南町のほうからこう、広島からずっと飯南町へ入ってくるルートもありますし、大田市もやっておられますね。それから、県の西部では益田市とかね。それは民間の方々と地元が一緒になってやってますしね。それから松江ではこの前、宍道湖の周辺の整備をしてますし、いろいろな面で自転車に乗る方がふえてますからね、それも観光の一つの分野に入ってきているわけですから、我々もサイクリングを通じた観光誘客を進めるということも我々の一つの課題であり、対策であるというふうに考えています。
○日本経済新聞:それは、具体的に山陰インバウンド機構のような枠組みでやっていく、あるいは県の観光振興部局に変えていくとかっていうイメージなんでしょうか。それとも自治体がばらばらにやっているのを支援していくというような。
○溝口知事:両方じゃないですか。
○日本経済新聞:それと、もう一つ、道路インフラとの関連なんですけども、実はあしたから三江線沿線のサイクリングを支援しようということで、ドコモとか、それからMICE推進協議会とか、地元が、アプリを使ってあそこを使ってくださいということなんですが、恐らく三江線がなくなると、ますます道路もつくられなくなる可能性があるということだと思うんですけれども、あと、例の飯南町のやつは、尾道松江線ができたことによって54号線が使われなくなると荒れてしまうということもあったと思うんですけど、そういう道路インフラを維持するという面では、かなりサイクリングに力を入れていくのか、それとも、それはまたちょっと別な話なのかというのは。
○溝口知事:道路インフラというよりも、やはり観光としての側面が大事なんじゃないですか。
○日本経済新聞:そうすると、それこそエイドステーションをいっぱい支援してつくるとか、そういう格好ですか、コース。
○溝口知事:まあそういういろんなアイデアもあるでしょう。それはそれぞれの必要性なり有益性なり効果などを考えながらやっていくということじゃないかというふうに思います。
○日本経済新聞:要するに、それは山口みたいにサイクリングとか、そういう感じでやるんじゃなくて、あくまで島根の場合はそれも一つで相乗効果をと。
○溝口知事:なかなか大きい道路は車が多いですからね、自転車道として特別につくってる部分がそんなにたくさんはないので、そこら辺をにらみながらやっていくということじゃないでしょうかね。
いずれにしても、県内でいろんな地域で、あるいは市町村でやっておりますから、県も一定の支援を観光施策の一環としてやっていきたいというふうに考えています。
○日本経済新聞:ありがとうございました。
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