10月6日質問事項11
11.原発
○中国新聞:知事、済みません、中国電力島根原発の低レベル放射線廃棄物のことでちょっとお伺いしたいんですけど、県もああして防災部のほうで今、立入調査、去年の問題の対応で調査してますが、そもそも今、原発の敷地内に低レベル放射性廃棄物の入ったドラム缶が4万5,000本余りのところを3万2,000本できていて、かれこれ平成25年以来、3年近く搬出できてないんですね、いろんなトラブルとかもあって。来年、年度内に400本ぐらい搬出する計画を中電は立てているようですが、そもそもこうして今たまってなかなか出せないという状況について、知事は現状に問題だという認識はありますか。
○溝口知事:それはなるべく早く処理をしてもらえるように、外に出したほうがいいでしょうね。
○中国新聞:中電も出したいとは思ってるんだけども、去年、ああしてモルタルの流量計の点検の不正の問題があったりとか、今回ちょっと機器のトラブルなんかで、またことし10月に搬出を予定してたやつが出せないという状況が続いてまして、なかなか企業側のちょっと、ある意味、落ち度でなかなか出てない状況が続いてるんですが、県としてその辺を何か、改善を求めると言ったら大げさかもしれませんが、ちょっと言っていきたいというようなお考えはないですか。
○溝口知事:そういう中電の問題はありましたけどもね、原子力規制庁の話ですと、継続的に、あなたがおっしゃったように低レベルの放射性廃棄物が現在も出てきておるわけですから、その適切な処理が必要なわけでして、六ヶ所村の低レベル廃棄物センターへの計画的な搬出は必要だとしておるわけでありまして、中国電力は設備の稼働前の社内試験を行って、正常に終了しているという状況でありますし、原子力規制庁のほうは、試験が正常に終了しておるんで、これを中国電力がその設備を使用してやることは差し支えないということですから、中国電力がどう対応されるかという問題ではないかというふうに思います。
○中国新聞:今後、しっかり搬出されているかどうかというのを県としても見守るということですね。
○溝口知事:はい。
○中国新聞:わかりました。
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