６中央省庁の地方移転
○中国新聞：あとちょっと話がまた別の方向になるんですけど、ちょっと以前も話題になったことがある中央省庁の地方移転について、先般、政府のほうで方針が出ていて、京都への文化庁一部移転ですか、先行での、それが決まったりとかしておるんですけど、ただ、なかなか新しい省庁移転がなくて、文化庁あるいは消費者庁とか、その辺のちょっと受けとめを、要望された過去もありますので改めて。
○溝口知事：島根県では海士町と、それから大田の農業関係の研究機関の完全な移転じゃありませんけども国に申し入れて、大体その方向になっておりますが、やはり移転をするというのは、以前にもあったわけですけれども、職員がそちらに行くということについて、いろんな問題があったりしてなかなか進まなかったわけでありますが、あのときは醸造の研究所が広島に移りましたね。それ以来でありますが、やはりそういう職員の異動ということに、突然の異動というようなことになりますからね。だからなかなか簡単にはいかない面があるわけですが、政府もできるだけのことはしようということで、文化庁、とりあえずは一部ですけれども、京都に移すというようなこともやられていると。こういうようなことは余り考えられなかったですね。そういう意味で、我々としても知事会としても、国のさらに積極的な関与をお願いをしております。
○中国新聞：先日、中四国サミットのほうでもそういう緊急決議でしたかね、あったりとか、ただ、なかなか新しいその方向性というのが出てこないですよね。そうした中で、今あるものは当然進めていくとして、もう少し動きを加速させる政府の取り組みというか、努力というか、そういうのが求められるんじゃないかなと思うんですけど、知事は。
○溝口知事：それは知事会とかまとまってやる必要があって、そこらは知事会としてもやってきておるわけです。引き続きやっていくように我々も努力をしたいと思います。
○中国新聞：わかりました。