9月9日質問事項2
2三江線
○中国新聞:知事、ちょっと話を変えて、先ほどちょっと話題になった三江線のことなんですけれども、JRの廃止表明を受けての受けとめなんかをコメントを出されていましたけども、この間、沿線の一つですけど、邑南町議会とかではもう代替の議論を始めたほうがいいとかというようなことが議論されていて、沿線も少しずつそういう協議が始まっているところだと思うんですけども、そういう状況を今、知事はどう受けとめていますか。
○溝口知事:期成同盟会全体としては、一定のコメントを出しておられますけれども、住民の方々によく説明をしたり、JRからも説明をしたりした上で、今月23日ですか、そのころに最終的な決定をしたいということでありますから、現状で私がコメントするのは適当でないと思います。
○中国新聞:今後ですね、沿線の中で今、話が進んでいる段階だと思うんですけども、その後の議論の中で島根県のほうも一定の役割を求められる、具体的に言うと鉄道事業法とかで国交省の通知で設置される地元の協議会とか、ああいった形での協議というのが予想されるわけですけれども、そういった中では島根県も大きな役割を果たさなきゃいけないんですけれども、そういった中でどういう議論が望まれるかというところの見通しなんかがあれば教えてください。
○溝口知事:一般論で申し上げますと、鉄道事業者が事業廃止の意思を示したという、これはJRに限りませんね、民間鉄道も含みますけども、場合には、代替交通機関の確保に係る関係者間の調整を行うため、関係都道府県知事から地方運輸局長に対し、運輸局主宰の地元協議会の設置を申し出ることができるというふうにありますから、そういう方向になるんだろうと思いますね。
○山陰中央新報:ということは、知事として申し出るということなんでしょうか。知事として、県として申し入れる。
○溝口知事:いや、そこはいずれにしても一般論で申し上げると、意思表示があった場合には、その意思表示ができるわけですよ、JRであれ民間鉄道であれ。JRも鉄道事業法に平成12年ですかね、規制緩和(需給調整規制の廃止)だとか、そういう中で決まったわけでありますね。そういう事業廃止の届け出をすれば、国交省、政府はそれを受けざるを得ないという仕組みになっておるわけですね。で、その鉄道事業法に基づいて、今のような規定が設けられているということです。
○山陰中央新報:済みません、それで……。
○溝口知事:だけど、現状でどうするかについては、地元の市町村あるいは広島県ともよく話をしてやらなきゃいけませんしね。
○山陰中央新報:知事、これから持続可能な交通のあり方に向けて全力で取り組むっておっしゃっていまして、現実的にバス転換というのが現実味を帯びる中で、バスにした場合、初期費用はJRが全て見ると言っていますが、ランニングコスト、その運営経費については一定期間という話をしていて、県としてその運営経費に一定の財政支援というようなことというのはあり得るんでしょうか。
○溝口知事:今そういうことにお答えするわけにはいきませんね。これから皆さんの意見などもよく聞いて考えることであります。
○山陰中央新報:JRが仮にバス転換、JRの望むバス転換になった場合、今さっき言ったみたいに運営経費については一定期間としか言ってなくて、それに対して地元に対して非常に不安があるんですけども、その一定期間というのは知事、どれぐらいのところを見るべきだというふうにお思いになりますか。
○溝口知事:それもこれからですね。まあ、こうした何ですか、協議会(のようなもの)は全国でたくさん開かれていますからね、よく状況を我々も見て対応する必要があろうというふうに思います。
○山陰中央新報:あと、県内にローカル路線で赤字のところが、例えば木次線があったりとか、山口線もありますけども、そこで前も聞きましたけど、今回の三江線のケースが波及しやしないかという不安があるんですけども、知事として、県として、JRに三江線のようなケースを木次線とか山口線ではしないようにというようなことを申し入れるようなお考えはありますでしょうか。
○溝口知事:そういうことを考えてはおりませんが、やはり鉄道を活用しないといけませんね。そのためにいろんな三江線の場合もいたしましたけども、いろんなPRとかね、そういうことをやっていくということが必要ですね。
○山陰中央新報:あと、昨年の10月にこの廃止問題が浮上して、知事、そもそも三江線にお乗りになったことがありますか。
○溝口知事:ありますよ。
○山陰中央新報:それはいつ。
○溝口知事:それは知事になってからですね。
○山陰中央新報:去年の10月以降、例えば三江線に乗ったりというようなことは。
○溝口知事:いや。
○山陰中央新報:今後乗るお考えはありますか。
○溝口知事:三江線、あの沿線は回っていますからね、車で。様子はわかります。
○山陰中央新報:何でこんな話聞くかというと、どういうふうな状況になっているかというのは、実際乗ってみて、それこそ住民の話聞かないとわからないと思うんですけど。
○溝口知事:いや、それは必要があればやりますが。
○中国新聞:知事、済みません、ちょっと三江線の話に戻りますが、確認ですけども、先ほど知事がおっしゃったのは、一般論として事業者が廃止の意思を示した場合は、協議会の設置の申し入れをすることができて、そういう方向になるんではないかという発言があったんですけども、それは地元がそういう要望をされた場合は、島根県としても、広島県と共同になるとは思いますが、申し入れをしていくという。
○溝口知事:いうことでしょうね。
○中国新聞:広島県とやっぱり共同になりますか。広島県とやっぱり共同して申し入れるんでしょうか。
○溝口知事:だと思いますね。
○中国新聞:わかりました。
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