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7月26日質問事項9

9三江線
○山陰中央新報:知事、済みません、三江線の話でお伺いしたいんですけど、期成同盟会が8月1日に改めてJR西のほうに存続を求めて要請に行くということを決めたんですけども、この知事としての受けとめをまずお願いします。
○溝口知事:それは地元がいろんな考えで対応されるというのは必要なことですから、我々がその状況をよくお聞きをしたり、話し合いの結果をお聞きをしたりしながら、また相談していくということじゃないでしょうか。我々がどうこうするということはありません。
○山陰中央新報:県として、どなたかが一緒に行くというようなことはお考えになっているんでしょうか。
○溝口知事:聞いてませんが、行くかもしれませんし、行かないかもしれませんし。あれでしょう、市長さん方が行くわけですからね。それはちょっと知りませんので、後で。聞いてない。
○広聴広報課:考えていないという。
○溝口知事:そういうことであります。
○山陰中央新報:あくまでも県の立場というのは、JR西と沿線自治体で議論をして結論を出すのが大事だっていうことなんでしょうか。
○溝口知事:やはり沿線自治体がどう考えてやられるかということが大事なので、県はそれはそういう場で話は聞きますけども、沿線自治体がどうされるかとか、あるいは協議会では、これは大体一緒になって議論してますけどもね。やはり地元沿線自治体がどう考えられるかということが一つのベースにあって、それで、その中で県としてこういうことをしてもらいたいとか、いろんな要望も出ますからね、そういうものについてはよく相談をするという立場ですね。
○山陰中央新報:沿線自治体がどう考えるかが大事だっておっしゃいましたけど、今、それで一つ結論として、存続ということでJR西にもう一度申し入れに行くということは、やっぱり沿線自治体の意向というのは、県としても当然尊重していく。
○溝口知事:尊重するというか、介入しないということですね。
○山陰中央新報:ちょっとその辺がよくわからないんです。介入しないとはどういうことなんですか。
○溝口知事:こうしなさい、ああしなさいというのは、県の立場ではないと。
○山陰中央新報:だから、その介入とかじゃなくて、知事がおっしゃったように沿線自治体の考えがまず大事だっておっしゃったんで、それは、だから今、存続というところをもう一度求めに行くということは、それは、その姿勢については。
○溝口知事:それは、話をされるということはいいことじゃないですか。
○山陰中央新報:だから、その姿勢については県としても同調して尊重するということなんでしょうか。
○溝口知事:そこまでは申し上げませんけどもね、いろんなやり方で、それぞれの立場で責任を持って対応していくということでしょう。
○山陰中央新報:ということは、あくまでもJR西と沿線自治体の中で、県議会とかでも話出ますけど、県は行司役というか、中立の立場なんでしょうか。
○溝口知事:行司役じゃありませんね、県もあの中へ入っているわけですから。もちろんいろんな相談は受けますし。
○山陰中央新報:それで一つ結論として存続というところを出したわけで、ということは、沿線自治体の意向に沿って、県としても動いていくということなんでしょうか。
○溝口知事:そういう単純なことじゃないですね。話はお聞きしますけども。それで、まあそういうことですね。
○中国新聞:単純なことではないということは、地元がJRに存続、要望するっていうことは、イコール地元が存続を望んでいるということではないということですか。
○溝口知事:いや、望んでるわけでしょう。
○中国新聞:ですよね。
○溝口知事:だけど、それができるかどうかというのは交渉事でしょう。
○中国新聞:できるかどうかがわからないというところが単純じゃないということですか。
○溝口知事:そうですね。
○中国新聞:そこに対して。
○溝口知事:それはもう前からJRのほうが客数が少ないし、存続は難しいということをずっと言っているわけですよね。しかし、はい、そうですかというわけにはいかないと。新交通体制を、じゃあどうして整備するのか、要するに双方で議論をしないと話は進展できないわけですね。だから、話をされるのはいいことなんです。遠くから言い合ってるだけじゃだめなんで。
○中国新聞:ということは、地元が存続の要望をJRに伝えるということはいいことだと、そのこと自体はね。
○溝口知事:そのこと自体はいいんじゃないですか。

○中国新聞:現実、でも、三江線を取り巻く状況にはいろんなハードルがある。これも事実で、それをひっくるめて、県としてどういうふうなかかわり方をするということに対しては。
○溝口知事:よく相談をして、県として、してもらいたいことはまた我々もよく聞きましょうと。
○中国新聞:多分それを評して、恐らく周り、県議さんとかは、県が行司役になってるというふうに言ってると思うんです。
○溝口知事:そう言われても構いませんけども、我々がよく相談しながらやっていくということです。
○山陰中央新報:だから、なかなか県の立場というのが見えにくくて、それで今、沿線自治体は、その存続っていうところを求めてもう一度JR西に行くという意思表示をしたわけですから、そこで県の立場はどうなんですかという単純なことをお聞きしてるんですけれども。
○溝口知事:話をしてくださいということですね。その結果はよく聞きます。それで、先行きどうするかもよく相談していきましょうということです。
○山陰中央新報:だから、そのときに、県としてはどっちに、知事は沿線自治体の意向を尊重するというようなこともおっしゃってる中で、だから、それが、もう一度、沿線自治体には寄らないということなんですか。そういう意向を示したと。
○溝口知事:沿線自治体とは意思疎通はしょっちゅうやってますから。
○山陰中央新報:だから、県のスタンスはどうなんですかといえば、それは存続を求めていく、沿線自治体と一緒にっていうお考えなのかどうかということです。
○溝口知事:まあ言葉で言うのは、繰り返してもなかなか難しいですね。
まず基本的に、三江線沿線の住民の方々にいろんな面で不自由が生じないように、県としてやるべきこと、あるいはJRがやるべきこと、あるいは沿線自治体がやるべきことを最終的にまとめていかなきゃいかんということでは、そういう大枠の中でやってるわけです。
○中国新聞:そこには多分こういう批判も出ると思うんですよ。というのは、地元が存続要望に行くことは、それは理解をします。で、もう一方では三江線を取り巻く現状は厳しいと、これはどっちかというとJRの主張ですから、JRの主張にも理解を示してると。すごく言い方は悪いですけども、どっちにもいい顔してるというか、そういうことだと思うんです。
○溝口知事:そういうことじゃなくて、難しい問題ですからね、いろんな角度から議論をしなきゃいかんわけですね。それをやっておられるわけです。
○山陰中央新報:だから、議論をした上で、沿線自治体としては存続をもう一度求めに行くということを決めたわけであって。
○溝口知事:それはそれでいいことじゃないですかと言ってますので。
○中国新聞:だから、それを県として積極的にプッシュして後押ししていくというわけじゃないんですね。
○溝口知事:それは、まずやはり沿線自治体と話をJRがするということでしょうね。
○中国新聞:だから、沿線自治体から県に対して、まだサポートをしてくれという要望が来てないという、だからしないということでよろしいんですか、じゃあ。
○溝口知事:県が一緒に来てくださいという話は、僕は聞いてませんけども。それで来て、一緒にあれを聞いてくださいというんなら、それは行くことは全然構いませんけど、ただ、県のほうでこうだああだということを今の段階でどうするということは考えていませんね。やっぱり沿線自治体とJRが一番当事者なわけですね。だから、そこがやはり話をして、どういう道なら解決ができるかということを探っていかなきゃいかんわけですよ。まとめていかなきゃいかん。それを我々は支援をしますけども。
○中国新聞:だから、それでJRと沿線自治体が話をして、沿線自治体だけではやっぱりいろんな面で弱いので、県が沿線自治体のほうから、だから県も一緒になって存続要望という話が具体的に来れば、じゃあ県は沿線自治体のサポートに入るということですか。
○溝口知事:そこら辺は、話を聞かないと何とも言えませんね。JRの立場はどういう考えであるのかということもね。
 


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