３フリーゲージトレイン、道路整備
○山陰中央新報：知事、よろしいでしょうか。
済みません、高速鉄道網整備についてちょっとお尋ねします。
先月、鳥取県がフリーゲージトレインの導入について予算と所要時間をちょっとまとめられたんですけれども、例えば新大阪から出雲までの所要時間が８分ふえると。整備については２，３８０億かかるというまとめを出したんですが、それについてどのように受けとめておられますか。
○溝口知事：それは発表されたとおりじゃないですか。山陽側に出る鉄道の時間は短縮されるけども、新幹線に入るとフリーゲージトレインは逆にゆっくりしているわけですよね。そうでない、通常の新幹線を走る高速のは速いですから、そっちのほうが時間は短いんで、島根のほうから山陽側に出る時間の短縮よりも、山陽側を走るほうで時間がかかるから、時間が全体としてはかかるという報告ですよね。それはそういうこともあるんでしょう。そういうことを踏まえてどういう対応ができるかというのは、よく検討してまいります。
○山陰中央新報：今後も鉄道網の高速化については、国に対して訴えていかれる思いでは。
○溝口知事：そこは報告が出たばっかりですから、そういうものについて県民の方、議会の方、あるいは周辺自治体等々、話を聞きながら対応していくということですね。
○山陰中央新報：基本的に知事の思いとしては、陸上のアクセスがなかなか乏しい山陰と山陽を結ぶ交通網として、鉄道というものは今どのような課題がおありかと考えておられますか。
○溝口知事：どういうことですか。
○山陰中央新報：鉄道網に関しては、今後、整備を続けていくべきか否かというところで。
○溝口知事：どういう整備を。
○山陰中央新報：高速化に向けては。
○溝口知事：余り今までそれ以上出ていないですね。
○山陰中央新報：あと、一方で、現実的な整備の手法としては、今回、熊本の災害もありましたし、その災害ルートの確保という観点で、今、高速道路がまだ２車線化というところで、４車線化を進めていく、そういったところに重点的に投資をしていくべきだという声もあろうかと思うんですが、そのあたりについては。
○溝口知事：道路と鉄道の話ですか。
○山陰中央新報：鉄道に対しての要望ではなくて、それを、道路交通網の整備を訴えを強くするというような。
○溝口知事：訴えを強くするというか、早く山陰道なんかを整備してほしいという要請を行うということじゃないんですか。基本的にそういうことじゃないんですか。