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4月21日質問事項6

6国境離島
○日本経済新聞:それでは、先ほど出た国境の離島の特別措置法に関して伺います。コメントは拝見しましたし、基本的に国のほうがかなり支援するべきだ、その運賃も含めてということなんですけども、その前提として、隠岐諸島の人口を減らさないということも大事だと思うんですけれども、それに関して今改めて知事はどういうふうな対応が必要だと思っていらっしゃいますか。
○溝口知事:やはり隠岐で若い人たちが働ける場、そして住んで、結婚して子供を産み育てることができるようにということでありまして、例えばそのためには本土からの運賃が高い。で、交流あるいはビジネスに一定のハンディがあるわけですよね。そういうハンディをやはりなくすようなことをやっていくということが大事ですから、国もそういうことに取り組もうということで、有人国境離島に人が住んでいくと、減らないでふえるぐらいのことであったほうがいいわけでしてね。そのためにこの法律が、議員立法でできておるわけですけども、できたわけですから、県はそれ以前から、やはりそういう国境離島に対する支援を国としてやるべきじゃないかということを言ってきたわけでありまして、観光の振興とかも県自身もやりますし、運賃みたいな話はコストもかかりますからね、それはやはり国全体のために国境離島が役割を演じているわけですから、国民全体が負担するということはある意味で合理的なわけでありまして、やはり国として、隠岐島あるいは島根県が負担するということじゃなくて、国全体として負担するのが適当なんじゃないかという考えに基づきまして、いろんな働きかけ、そして県としてできる産業振興とかね、そういうことをやっていきたいというふうに思います。
○日本経済新聞:それに関して、運賃おっしゃいましたので、実際問題としてはレインボージェットが一番便利というか、1時間で行けますよね。今、片道で7,000円ぐらいですけど、どれぐらいに下げてほしいですか。
○溝口知事:よく言っていますのは、本土の鉄道と同じぐらいのコスト、キロ当たりでやってはどうかというようなのが一つのアイデアとしてね、これまでも言っていますけれども、そういうようなことを求めていくということじゃないでしょうか。
○日本経済新聞:そしたら松江から大田まで例えば特急で指定で2,300円ぐらいですね、それぐらいにしてほしいということですか。
○溝口知事:それはそういうことを言ったこともあるということです。
○日本経済新聞:おっしゃっているんですね、なるほどね。
○溝口知事:ええ。だから本土との格差でこのぐらいあるから、隠岐航路は海の道路だと。それで考えれば、あるいは海の鉄道と言ってもいいかもしれませんが、そういうものと比べると高いということを言ってきていますが、それでなきゃいかんということはないわけでして、一つの考え方としてね、そういうことを訴えて国境離島の支援を国全体としてやるべきではないかということです。
○日本経済新聞:もう一つは、ちょっとしばらく前になりましたが、1カ月ぐらい前でしょうか、隠岐の島町の松田町長が知事室にいらして、陳情というか、西郷港の整備についてあったと思います。あそこ今ちょっととりあえず整備をできるかどうかということを調査をするというようなことなんですが、これに関してはどうなんでしょうか、必要かどうかも含めて御意見を聞かせてください。
○溝口知事:ええ、幾つか理由はありましたけどもね、整備をしなきゃいかん。やはりあそこに隠岐汽船がとまるわけですから、それに障害がないように必要な工事はやらなきゃいけませんね。
○日本経済新聞:ただ、聞いていると、今別に支障があるわけではないようですね。拠点・中核施設を建てるためにですよね。
○溝口知事:いずれにしても隠岐の振興のために必要だということでしょう。
○日本経済新聞:ただ、恐らく納税者の感覚で言っていいと思うのは、レインボージェットも含めて乗客が減っていますから、わざわざあそこを整備してやる必要がないという声も当然あると思うんですが。
○溝口知事:いや、そこのところの細かいとこまでちょっと承知していませんのであれですが。
○日本経済新聞:じゃ、いずれにしても松田町長のお話に対して、知事はやっていくというか、そういうお答えでしたよね。それでよかった、わかりました。
 


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