3月23日質問事項8
8.JR三江線
○中国新聞:知事、済みません、久しぶりに三江線のことをちょっと聞こうかと思うんですけど、きょうちょっとある報道機関の記事で、JR西日本の社長がインタビューで、地方ローカル路線について、行く行く人口は減少していくんだから、整理はいずれ必要になると、必ず必要になるというような認識を示していますね。で、県内では当然三江線がああいう状況になりまして、ほかの木次線、山口線等、輸送密度という数字だけで判断すれば相当厳しい路線がある中で、こうした発言があったことについて、率直にどう今思われますか。
○溝口知事:どういう文脈でどうしているのかわかりませんから、ちょっとコメントは控えます。よく読んでるわけじゃありませんから。
○中国新聞:はい。でも、少なくともJRとしては地方路線整理は不可避ですよということは折に触れていろいろ述べられて、まあ社長の言葉なり会社の言葉として言われてる、発信されてるわけですけど、知事も昨年、国交省に行って鉄道事業法の話なんかで要望されたりとかもしてましたけど、今、その辺の状況というのはどうなっているんですか。
○溝口知事:一般論はね、それはできるだけ維持してほしいということがあるでしょうし、JRのほうは、赤字路線の維持はやはり困ることもあるでしょうしね。一般論でどうこう言うことは、今の段階ではありませんね。
○中国新聞:木次線はたしか今度100周年というのを迎えるわけで、地元なんかが協議会をつくって100周年に何か考えたりとかっていうのをやってましたけども、その中でも木次線、行く行くどうなるんだろうみたいな地元の不安というのはあるわけですけど、やっぱりそういった声なんかを、JRさんはこうしてメッセージ出してるわけですから、島根県のほうとしても、こういう声ありますよということは折に触れて言っておとく必要があるかと思うんですけど。
○溝口知事:いや、それは各市町村、よく承知をしていますよ。
○中国新聞:市町村任せでいいのかっていうところ。
○溝口知事:県も必要な支援はしていますよ。
○中国新聞:例えば。
○溝口知事:いろんなPRをするとかね、活用に向けての。
○中国新聞:ただ、その辺が十分伝わってるのかどうか、やっぱり経営判断、向こう民間会社ですからね、経営判断というのがあって、そのとき、もう行くときはどうしても行っちゃうんで、今までの、いや、今までどおりのやり方でやっていくと、結局同じやり方で廃線する路線もふえてくるんじゃないかという、そういう考え方もあると思うんですけど、その辺の検証とかは。
○溝口知事:それは簡単にはいきませんけども、三江線の廃止に伴ってね、今、どういうふうにして住民の足といいますかね、バス等でやるかというのを検討していますよね。まずそういうものをバスに代替した場合にどういう問題があるのかと、そういうことをやっていくというのが当座の我々の大きな仕事ですよ。
○中国新聞:まずはそこに全力を。
○溝口知事:そういうものも踏まえて、いろんなことを考えていかなくてはいけないでしょうね。
○中国新聞:ちょうど来年の4月、来年ですよね、ちょうど3月末でしたか、それで三江線はなくなってしまうわけですけども、現状、スケジュール感としては、順調というか、そこの終わりに向けては進んでる、作業いろいろ進んでるっていう認識ですか。
○溝口知事:進んでますね。
○中国新聞:地元ではいろいろ、バスをどこに走らせるかとか、いろいろ議論がありますけど、その辺の調整っていうのも……。
○溝口知事:やってますよ。
○中国新聞:うん、順調であると。
○溝口知事:順調かどうかは別として、進めてます。
○中国新聞:間に合うと、その3月末というところに。
○溝口知事:間に合うように努力するということです。
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