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3月23日質問事項2

2.島根原発(2号機ダクト)

○中国新聞:知事、済みません、先般、島根原子力発電所の2号機のダクトの腐食問題で、中国電力が規制委員会や県などに報告書を出されましたけども、その内容について、今どういう分析をしてらっしゃいますか。

○溝口知事:ダクトの腐食につきましては、規制委員会が原因の究明及び再発防止対策の妥当性など、中国電力の報告に基づいて厳格にチェックをしていますから、我々はそれを注視しておるということです。いずれにしましても、改善の必要な点も規制委員会で検討されますから、そういうものを踏まえて我々も対応しますし、中国電力に対しましても、規制委員会の対応を踏まえて関係自治体とか県民の方々によく説明してもらうようにやっていくという考えです。

○中国新聞:中国電力さんの報告書では、腐食は結局、海の近くに立地してますので、霧であるとか潮風であるとか、そういったものが原因で内側から腐食が発生したと。ただ、検査というか、点検の体制が十分でなかったので発見がおくれたということと、あとは附属として、中央制御室ですね、一番大事なところの空調、放射性物質が侵入してくるかどうかというテストをしたけど、そこのところは影響ないと思われるという内容でしたけども、その点について、知事、それぞれどういうふうに感じていらっしゃるんでしょうか。

○溝口知事:やはり基本的に規制委員会がこれ、中国電力以外でも同じようなことが起こっている可能性がありますから、よくチェックをして、電力会社がとるべき対応をやはりきちっと指示するということが必要だろうと思いますね。

○中国新聞:その対応がまだ示されてない状態……。

○溝口知事:まだですね。

○中国新聞:県として中国電力さんに、規制委がある程度判断を示された段階では、住民に対する説明、そういう機会を持ってくださいと以前から求めていらっしゃいましたけど、現状で何かまたさらに中国電力さんに今できる対応を求めたいということはありますか。

○溝口知事:それはやはり規制委員会が指示すべきことでしょうね。そこがそういう専門家がいるわけですし、それが規制委員会の役割ですから。

○中国新聞:報告書が出たことで、立ち入りとか、またあるいは知事御自身の視察とか、そういったほうの考えは今のところありませんか。

○溝口知事:そこは、状況を見て考えていきますけども、規制委員会の動きなども見ながら、よく中国電力にも相談をしますが、どういうタイミングで行ったらいいのか、やみくもにやるわけにいきませんから、一定の、どういう観点から見るとか、いろんなあれがありますから。

○中国新聞:規制委の判断が示されたらという話にはなりますけども、そしたら説明会が遠からず開かれるとは思うんですけど、その間の中で県として、例えば現場をもう一回確認したりとか、そういったことをまたする可能性というのはありますか。

○溝口知事:そういうこともやる機会があろうかと思いますけども、今決まっているわけじゃないですね。

○中国新聞:わかりました。

○溝口知事:いずれにしても、1号機も2号機も動いているわけじゃありませんから、申し上げましたように、規制委員会の考えでありますから、そういうことをよく見た上で、中国電力とも相談してやってまいります。


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