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3月8日質問事項3

3.観光

○山陰中央新報:知事、済みません、先ほど常任委員会でも話題に上がりましたが、島根県の観光動態調査の結果が3,308万8,000人で微減ということなんですけれども、この数字に関してはどのように評価されますか。

○溝口知事:それはいつの数字ですか。

○山陰中央新報:28年の数字ですね。

○溝口知事:出雲大社の大遷宮の後、若干減りましたけども、全体として見れば、そう減っているというよりも、まあ上がったレベルを維持しているといいますか、若干低いところはあるかもしれませんが、そういう感じで我々は見てますけどもね。それは、一つには、松江城の国宝の指定だとか、再指定だとか、あるいは日本遺産にたたら製鉄とか津和野とかも指定をされるとか、いろんな面で話題もありますし、かなりの方々が島根に行ってみたいという人がふえているような感じがしますね。それはやはり出雲大社の縁結びという、出雲大社に限りませんね、神魂神社でありますとか、いろんな縁結びの地域もありますから、そういう古いところを見たいという、これは日本人ですけども、外国の人たちもこれからそういう古代の日本を見る、そういう場所として我々としてよくPRをしていきたいというふうに思っています。

○山陰中央新報:先ほどおっしゃられましたような、地域別に見ると、出雲地域のほうはさらに0.2%微増で、その一方で、石見地域は2.2%減少していると。やっぱり石見地域の観光対策はこれから重要になるかと思うんですが。

○溝口知事:そうですね、一つはやはり交通網の整備というのが進んでいないということで、高速道の早期、山陰道ですね、完成を国にお願いをしておりますけども、それから益田方面から山口県の萩につながる、山陰道もあるわけですけども、それも山口県と一緒になってやりつつありますけどもね、山口県のほうでは若干進んできております。島根のほうでは今のところ、出雲から大田にかかる部分、それから大田から江津にかかる部分、それからこの前完成しました浜田の三隅から益田なりに至るところ、途中までは、益田のあたりまでは一応事業が進みつつあるわけですね。決まってないのが益田から萩間に幾つかあるという状況でありますから、若干時間がかかるでしょう。

 それから、観光資源ということになると、やはり出雲は特別ですね。なかなかそういう面では出雲ほどのあれはありませんけども、温泉があったり、いろんなことがありますから、できるだけいろんな支援をしていくということです。

○毎日新聞:済みません、インバウンドのことで、先日、観光庁が発表した外国人の宿泊者数の統計で、9年連続最下位という、島根県、状況だったと思うんですけど、ことし最下位を脱出したという数字が出ました。これに関して受けとめをお願いいたします。

○溝口知事:脱出はしましたけども、そう大きな変化があったわけじゃないですね。外国人では、よく言われますのは、フランス人なんかは古代世界に対する、文化に対する関心が強いので、広島などに来られた方がこっちまで来られるといったようなことはあると言われますね。あと、近隣の韓国あるいは中国の方はクルーズ船で境港まで来ますけれども、それは船の中で泊まりますから宿泊数の増加にはなかなかつながらないんですね。そういう面で、いかなる工夫ができるのか、よく我々も検討してまいります。

○毎日新聞:知事の所感としては、脱出したとはいえ、まだまだ厳しい数字だという受けとめですか。

○溝口知事:そうですね。やはりヨーロッパもそうですけども、パリ、ロンドンが中心だったわけでして、それから周辺の国々まで広がっていくのには、やはり長い時間がかかっているわけでありまして、そういう傾向はある意味でどこでも起こるものでありまして、そういうことはあるけども、努力をしていくということじゃないでしょうか。


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