3月8日質問事項13
13.空中給油機
○山陰中央テレビ:知事、空中給油機の問題で、鳥取県が一部容認というか、まだ最終回答までは平井知事もしてませんが、一部容認という形でしている報道がこの前されましたけど、溝口知事の今の気持ちというか、所見はどうかなと思いまして。
○溝口知事:鳥取県の回答は、こういうことのようですね、配備に向けた準備を行うことについては了承すると。空中給油輸送機についてはまだ開発中なので、完成後、実際の飛行機の展示飛行、騒音測定や安全面の検証を十分行う必要があるので、改めてその段階で協議して同意を得ることとすると、こういうようなことであります。
このような回答をされたのは、境港市長から鳥取県のほうに対する回答書で、実際の飛行機ですね、実機完成後、試験飛行の実施など、安全性を十分に確認した上で配備することという意見が付されていましたからね、それを県としても載せて回答したということです。
島根県のほうからは、私どもの関係市ですね、安来市、松江市に回答をいただきましたけども、そういう要請はありませんから、やってないわけであります。それにつきましては、県は両市の回答や付された意見を踏まえまして、本日、総務委員会に回答方針案を説明する予定です。もうそろそろされるんじゃないかと思いますけども、そういう状況になっております。
それから、この点について防衛省から私どもは説明を受けておりますが、ちょっと専門的ですからおわかりになるかどうか、KC−46Aと同じボーイング767が改修母機になると。これは、10月に展示飛行、騒音測定に使用されたKC−767と同じような飛行機だということであります。それから機体の幅、高さも同じであると。また、エンジンの推力もほぼ同じであると。以上から、KC−767とKC−46Aは類似機であり、騒音データもほぼ同じであると考えているということであります。
また、仮にKC−46A実機の安全性、騒音等が防衛省からの事前協議の説明内容と異なり、地域住民の生活に支障が生ずるような場合には、島根県として回答方針案を付した意見に基づき、防衛省に対し速やかな情報提供、協議を求めていくことになります。
改めまして両市には配備に向けた準備を行うことについてのみ了承する回答法について考えを聞いたところ、両市からは、島根県の回答方針案でよいということでありました。
○山陰中央テレビ:ということは、きょう了承するという答えを出すということですか。
○溝口知事:いや、議会のほうの話も聞きまして、出すわけであります。まだ出してません。
○山陰中央テレビ:まだ出してない。
○中国新聞:今ので、本年度中に防衛省に回答を伝えるということですか。
○溝口知事:それは。
○中国新聞:今月中というか。
○溝口知事:条件が整えばということですね。
○中国新聞:そこにはこだわってないということですか、知事のほうは。
○溝口知事:まだ時期をいつというのにこだわってるわけじゃありません。
○中国新聞:でも、恐らく国からは年度内の回答を求められると思うんですが、求められているとも思うんですが。
○溝口知事:ええ、だから、まだ時間がありますからね。そこら辺はまた防衛省にも聞いてみます。
○山陰中央テレビ:鳥取県とは、じゃあ違って、島根県としてはそういう条件的なことは言われてないので、前向きに了承すると。
○溝口知事:まあ、我々はやはり防衛省の説明も聞いておりますし、それから両市からの意見も聞いてますし、議会のほうの意見が出れば調うということになりますが、問題があればまたやりますよということでありますから、そういう状況にあるということです。
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