2月1日質問事項5
5.竹島(新学習指導要領・韓国知事上陸・慰安婦像・研究会・竹島の日)
○山陰中央新報:知事、済みません、話が変わるんですけど、竹島のことで、文科省が小・中学校社会科の新学習指導要領で竹島も我が国固有の領土として明記するという方針で今いらっしゃるということなんですけど、これについて受けとめがあればお聞かせください。
○溝口知事:詳しいことは私も報道で見てるぐらいで、ちょっとわかりませんね。
○山陰中央新報:現在だと、小・中学校の社会科の教科書では、日本の領土という記述もあるんですけど、指導要領には明記されてないという状況で、法的拘束力のある学習指導要領に明記されれば、今後、教育現場、特に島根県、ずっと取り組んでこられて、領土教育というのにも弾みがつくのかなと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。
○溝口知事:ええ、それはそういう効果があろうと思いますね。
○山陰中央新報:やっぱりぜひ、今、そういう明記する方向で検討されていますけど、実現するのを期待されているということですか。
○溝口知事:ええ、それはいいことじゃないでしょうか。
○日本海テレビ:済みません、竹島関連なんですけれども、今月は竹島の日入ってますが、先週、韓国の知事が上陸するとか、韓国側も結構いろいろ動きがあったと思うんですけれども、竹島の日を前にした今の所感をお聞かせください。
竹島の日を前にして、今のお気持ちというのはありますか。
○溝口知事:格別あれですね、そういう、韓国政府自身もそういうことはたしか適切じゃないような声明か発表か何かされたと思いますよ。韓国内でいろんな立場の人がいろいろおられるということはわかりますが、政府としてはそういうものはいいことだと、違う話だと、たしかおっしゃっておられたんじゃないですか。
○山陰中央新報:済みません、関連してなんですが、韓国で竹島に慰安婦像をつくろうとしたのは京畿道の議会なんですが、あと、韓国の慶尚北道の知事が竹島に上陸をしたと。このように韓国ってすごく地方の行政に携わる人が活発に動いているわけですが、島根県で竹島の日をやられる、ことしも例年と同規模でやられると思うんですが、これ以外に、何というのか、新たな活動というか動きっていうのは、計画の中でもないものなんでしょうか。
○溝口知事:国会内の各党が集まって、東京で竹島問題の会合を毎年やっております。私どもも出ていきまして、その場で県の考え方なども伝えておりますが、それから、県内ではいつも竹島の日の会合をやり、政府の代表あるいは各党の代表にも来ていただいて我々の考え方をお伝えをするということをやっております。今の段階でそれに何か加えてということは考えておりません。
○山陰中央新報:今、第3期の竹島問題研究会というのが報告書を出されて、今、解散してお休みになっておる状況なんですが、その竹島問題研究会を、第4期とか、そういった方向性というのはあり得るんでしょうかね。
○溝口知事:それはあると思いますが、まだどういうことを、何をテーマにやるかというようなことはまだですね。
○山陰中央新報:組織するのはいつごろになるんでしょうか。
○溝口知事:ちょっと私は今覚えていません。後で聞いてください。
○山陰中央新報:じゃあ、組織するのは間違いないということですか。
○溝口知事:間違いないか、まだそこまで担当部局と調整していません。
○時事通信:済みません、竹島の日の話に戻るんですけれども、韓国の慶尚北道の知事が上陸したりとか、慰安婦の像の話とかもあって、ことし、竹島問題に注目が集まってると思っていて、私、竹島の日、ことしで3回目なんですけど、過去2回、大体竹島の日のプログラム同様で、政府の来賓も政務官の方で、過去2回、同じような内容だったと思うんですけれども、今回は竹島の日のプログラムをもうちょっと見直して、何か新たな取り組みを始められるとか、そういったお考えは今のところありませんでしょうか。
○溝口知事:今のところ、変えるという話は聞いてません。
○時事通信:何か効果的に竹島の日の様子を国内外に何かアピールするような情報発信の手段とか、そういうことは考えてらっしゃいますでしょうか。
○溝口知事:それはいろんなチャネルでやっておりますが、さらに何ができるかは研究してみましょう。
○時事通信:政府代表者の決定については、まだ連絡はありませんか。
○溝口知事:まだ連絡ありません。
○中国新聞:それに関連してなんですけど、今、韓国の国内も大統領が職務停止になってて、次の大統領選挙があるという特別な情勢の中で、次の大統領候補と言われる人たちがいろんなことを言っていますね。その中で、竹島というか、領土問題を自分たちの得票アップというか、人気集めというか、そういった中で利用したいという方もかなりおられるみたいで、そういうちょっと騒がしい環境の中で次の22日を迎えることになりそうな情勢なんですけど、県としては当然、領土問題の意識啓発ということで、そういう目的で開いている式典ですから、その目的自体はすばらしいことだと思うんですけど、それを何というか、韓国の国内の政治問題に、この情勢だと使われていくような情勢で竹島の日の式典をやらなきゃいけないというところで、何か受けとめはないでしょうか。
○溝口知事:それは、竹島の日はもう22日で決まってますからね、淡々とやるということでしょう、我々は。
○中国新聞:韓国の、向こうの大統領候補たちがどんなふうに言っても、島根県としては粛々と。
○溝口知事:淡々と我々の考えでやるということだと思いますね。
○中国新聞:わかりました。
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp