７．トランプ新政権の影響
○日本海テレビ：知事、済みません、２０日にいよいよトランプ新政権が成立しますけれども、今のオバマ政権と大分、日本とアメリカの立場は変わってくると思いますけども、島根県への影響とかって、何か懸念しておられること、あるいは期待しておられることっていうのは何かあるんでしょうか。
○溝口知事：島根県が直接そういう影響を受けるという、島根県だけがね、ということはないような感じはしますね。やはり日本全体にとってどうかということがとりあえずの関心じゃないですか。あるいはその上に、世界全体の安定した秩序がやはり保たれていくということが大切ですよね。そういう中で、日本の立場にも理解をしてもらう、あるいは日本の問題が非常に難しい問題になると、そういうようなことは避けてほしいというような一般論はありますね。県としてどうかというのは、まだそこまで及んでいませんね、私どもの思考が。
○日本海テレビ：１１月定例会なんかでもちょっと話が出てましたけども、一番関係あるのはＴＰＰあたりかなと思うんですが、トランプさんは就任当日にもう離脱するって言われてますが、そのあたり、また国内でも離脱すべきじゃないかという議論が再燃してくるかと思うんですけども、島根県として、そういうのはどういうふうに捉えておられるんですか、参加しますか。
○溝口知事：どういう展開になるかは私もまだわかりませんが、政府はやはりアメリカがそういう姿勢であったりそういう方向に進もうと、やはり自由な交易というか貿易というか、そういうことが維持されることが必要だという考えですから、やはり日本として国際社会で不利益な状況を得ないような対応をしなきゃいけませんし、そのためにも米国とやはり話ができなくてはいけないというふうに思いますね。ただ、それが非常に難しい状況にあるという懸念があるということじゃないでしょうか。