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12月22日質問事項4

4政府機関の地方移転
○日日新聞:済みません、政府機関の地方移転の話なんですけれども、先般、松江市の松浦市長が、もうちょっと県のほうにも本腰を入れてやってほしいなあということをおっしゃっておられたんですけれども、知事としては今後、どういうふうな、県としての対応というのを考えてらっしゃるんでしょうか。
○溝口知事:松江市のほうも要望を出されたけども、そちらのほうは国の一定の基準ができましたからね、もうそちらは断念されましたね。あと残っているのは2カ所ぐらいですかね。それは引き続きやってまいりますよ。
○日日新聞:ただ、その実際ヒアリング、東京に行ったときに、市の職員さんがこう説明されるわけですけども、県の人も横に座ってるだけで余りしゃべらないということもあって、一緒にいて何となく頼りないというか、もっと県のほうでも、もうちょっと一生懸命やってほしかったという声が上がっているんですけれども。
○溝口知事:それよりも、国が一般的に整理をされたということで、そういうことならそういう前提でこの問題を国は取り組まなきゃいかんわけでしてね、このリストを出したらほとんどがだめっていうようなことじゃ、やはり国の対応として問題があるということは申し上げてます。
○日日新聞:実際行かれた人に話を、県の人にも話を聞くんですけれども、ほかの各市町村の方からも話を聞いて、やっぱり温度差をすごく感じるんです。行った市町村の方からすると、すごく憤ってる部分もあるし、怒ってる部分もあるんですけど、県の方に聞いても、まあまあ仕方ないんじゃないですかねみたいな感じで、結構その温度差というのはすごく、私、ちょっと個人的にも感じてまして、県としてもうちょっとリーダーシップを発揮してやるべきだったんではないかなと思いますし、今回、松江市だったり出雲市だったり、全部ほとんど断念しましたけれども、再度チャンスみたいなものをつくる努力というのはされないのかなと思うんですけれども。
○溝口知事:承りましたけども、国の事情が、我々にとっても残念な対応でしたね。
○毎日新聞:知事、済みません、同じ関連の話で、先ほど話にもありましたが、2つ残りました。大田の提案と、これは知夫村も提案してたものが大田のほうに行ったということと、あと海士町が国際協力機構のものと、2つ残りました。この2つ残ったことについては、どんな見解、御感想を持ってらっしゃいますか。
○溝口知事:それは、残ってますから、これからもこの実現に向けて努力をしていきたいと。
○毎日新聞:これからさらに具体的なところの交渉になっていくんだろうと思うんですけれども、県として支援というのは、具体的にどんなことをやっていくというおつもりなんでしょうか。
○溝口知事:一つは石破大臣などに要請をするとか、あるいは国会議員の方々に要請するとか、そういうことが必要でしょうね。
○毎日新聞:国が各県から集まった提案を絞る前段階の資料なんかを見ると、随分国の側が厳しいことを言っているケースがかなりありまして、中には、八王子にある森林技術総合研修所なんかは、現在の状況を下回らない条件の確保が必要だということで、霞が関への年間打ち合わせ状況、延べ131回、片道525円、68分というような書き方もしてたりとか、そもそもそういうものを、こういう条件よりも悪くなるところはだめだみたいなことを言われると、島根県のような、それこそ先ほど何度も知事使われましたけど、条件不利県にはそもそも東京の機関は移転してこないようなもんだと思うんですけども、こういう対応を国のほう、各省庁、各機関がやっているというのは、どういうふうに受けとめられますか。
○溝口知事:国もこの問題を打ち上げるだけ打ち上げて、後からこういう後退が起こるなんていうのは、やっぱり準備が足りないということでしょうね。それから政府全体としてそういう問題をきちっと議論してなくて話が進んでいるといったことじゃないですか。だから、それはやはり政府において、いろんな取り組みについての仕方に当初から問題があったということでしょう。それで、我々はそれはひどいことだということは国に言っておりますけどもね、それ以上は進展がなかなかないんですね。

 


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