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12月10日質問事項11

11JR三江線
○山陰中央テレビ:済みません、三江線について伺いたいんですけれども、JRの西日本の真鍋社長のほうに6市町が要望に伺いましたが、社長みずからそのコスト面や災害リスクから存続へのハードルは高いとか、鉄道以外の交通のほうが将来のためになるんではと申し上げたというふうに、存続に対しては非常にもう厳しいという意見をお持ちだと思うんですけども、そのJR西日本の社長みずからがそういった発言をされたわけですが、その発言に対しての受けとめというのはいかがでしょうか。
○溝口知事:私も直接聞いていませんから。いずれにしましてもね、これは議会の答弁でも申し上げていますが、沿線6市町においては、ばらばらに対応したんでは話ができませんので、沿線市町で共通のスタンスを定めましょうと、そういうことでまずJR西日本の社長から直接話を聞こうということで行かれたわけですね。具体的に細かい話まで聞いているわけじゃありませんけども、6市町ではその話を聞いて、それからJR西日本も住民の方々には、自分たちもよく説明しますと言われたようでして、6市町で報道でありましたが、19日でしたか、6市町でもう一回相談をしようということになっております。で、沿線市町から県のほうに連絡がありますのは、議会でも言っておりますけども、まず6市町でどういう対応をするかというのを整理をして、その上で県と相談をしましょうということでありますから、私どももそういう意向を踏まえて、沿線市町のお考えがまとまって、来られたら一緒になって対応を考えていきたいというふうに考えています。そういうことであります。
○中国新聞:知事、きのう県議会で、JRに対して安易な撤退はやっぱり許されないと意見書が全会一致で可決されましたが、その意見書については、今、知事の受けとめはどんなふうな思いでしょう。
○溝口知事:それは議会としてそういうことをおっしゃり、国に対してJRに丁寧な説明とか対応をするよう指導願いたいという意見書を出されたわけですね。それは適切なことだと思いますね。
○中国新聞:知事としても、あの意見書の文面に共感をされたりはされているんですか。
○溝口知事:いい意見書をお出しになったと思っています。
○中国新聞:知事としては、今後また重点要望とか、同じような形で国のほうにそういった要望することは。
○溝口知事:機会があればいたしますけれども。
○毎日新聞:機会があればということは、機会がなければされないということですか。
○溝口知事:いやいや、行ってもほかの用事がありますからということを申し上げておりまして、これからも機会というか、長い目で見ればいつでもありますからね。それはよく話をしてまいります。
○毎日新聞:それは、だから機会があればというのは、当然その……。
○溝口知事:当然ありますから、そういう機会を見つけましてやってまいりますというほうがいいですね。
○朝日新聞:知事、済みません、三江線なんですけど、御自身で乗られたことというのは。
○溝口知事:ありますよ。
○朝日新聞:ありますか。いつ、最近ですか。
○溝口知事:ええ、美郷から江津にかけて乗りましたね。それから開通したとき、水害で運休しまして、あの後も乗っていますね。何度か乗っています。
○朝日新聞:その乗られた上での御自身としての三江線のよさとか不便さみたいなところは。
○溝口知事:それは、江川のね、沿線を走るわけですから、きれいな川、そしてそれを囲む山、あと道路とも並行していますけれども、非常に雄大な川ですね。
○中国新聞:19日に沿線自治体が集まって、方向性を決めた後、多分今月中に県のほうに要望が来ると思うんですけど、大体いつごろ来られるというふうな話を伺っていますか。
○溝口知事:まだ聞いていません。
○中国新聞:一応今月中に来られるんですか。
○溝口知事:わかりませんけれども、御意向を連絡があると思いますから。
○中国新聞:それを受けて、またすぐJRのほうと今後、沿線自治体と一緒になってまた大阪のほうへ行ったりするという可能性はあったりするんですか。
○溝口知事:それは日程的に残り少ないですから、わかりません。
○中国新聞:やっぱりこの1月のJRが参加する住民説明会を受けて、それを見ながらやっぱり知事としては。
○溝口知事:6市町の方々と体制が整ったら、広島県、島根県にも来られるということですから、よくお話を聞いて対応してまいります。
○中国新聞:そのときは、広島の県知事と一緒になってまた話し合いをして、共同して対応していくという。
○溝口知事:それはまだ何ですか、具体的に決めているわけじゃありませんよ。
○中国新聞:ただ、希望としては、両県知事が一緒になってJRとこう交渉していくという。
○溝口知事:具体的な段取りをどうするかというのは、これからの話です。
○中国新聞:いや、御自身の御希望として、そうしたいなみたいなのはあるんですか。
○溝口知事:そこも含め、どういうことがいいのか、やり方なども含めてよく相談していくということでしょう。

○山陰中央テレビ:知事、三江線に先ほど乗られたことがあるとおっしゃったんですけども、ダイヤとか利便性はいかがでしたか。
○溝口知事:ダイヤというか、本数はそんなに多くないですわね。
○山陰中央テレビ:そんなにというか、多くないと思うんですけど、その辺は。
○溝口知事:それから、乗っているのは2両編成ぐらいですか、昔風の向かい合う座席ですよね、非常に雰囲気いいんじゃないですか。
○山陰中央テレビ:まあ雰囲気はいいと思うんですけど、地元の方から言わせると、存続しなくては困るということも、交通弱者の方は、運転できない人にとってはやっぱり困るということが大多数で聞かれたんですけども、一方でやっぱりダイヤの少ないということで、地元の方からすると車のほうが便利で、ダイヤありきで生活リズムは立てられないということがあって、そもそも今の利用されているアンケートをJRがとったときに、8割以上の方が実際に利用していないということがあるんですが、知事はそのダイヤとか、そもそも利便性に三江線の利用率が下がっていることについて問題があるかと思うんですけども、その辺はどう思いますか。
○溝口知事:まあそれは人によっていろいろ利用の仕方は違いますわね。車のある人は、大体乗らないで済ませるでしょうね。
○山陰中央テレビ:利便性については、不便だと思わなかったですか。
○溝口知事:駅におりても、例えば病院行くのには、またタクシー乗ったりしなきゃいけませんからね。両方あるんじゃないですか、利用の仕方に。
○山陰中央テレビ:まあ、本数が少ないから利用しようがないというのが地元の意見として。
○溝口知事:やはり、通学生とかね、そういう方が多いでしょうし、車のない方が使われるということですからね。
○毎日新聞:知事、済みません、三江線ですけれど、きのうの県議会の意見書を見ると、文言の中に、仮にも三江線が廃止されれば、地域経済への影響も懸念され、まさしく国の総合戦略でいうまち・ひと・しごとそのものが奪われ、地方創生とは逆行するというような文言があったんですけれども、これは三江線、現在まだ動いている話ではありますけれども、廃止が取り沙汰されているということで、仮にそういうふうに廃止になった場合に、地元にどのくらいの経済的な影響が出るのか、雇用にどのくらいの影響が出るのかみたいなところの試算というのはしていらっしゃるんでしょうか。それとも、今後される御予定はあるんでしょうか。
○溝口知事:大ざっぱに言えば、何人乗っておられるかということで測れますわね。
○毎日新聞:何人。
○溝口知事:何人お乗りになるのかと。
○毎日新聞:いや、それ以外にも、当然働いていらっしゃる方とか、三江線が走ることによってさまざま、例えば観光業であったり、宿泊であったり、土産物屋さんであったりというのもあるでしょうし、それ以外にも利用される方があれば、人が動けばお金も動くわけで、走ることによって何らかのお金が落ちていると思うんですけど、その辺の試算みたいなのというのは今後される御予定はあるんですか。
○溝口知事:大体のところは推計できると思いますが、ちょっと調べてみましょう、それがあるのかどうかね。

 


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