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11月26日質問事項3

3観光・企業誘致・企業の海外進出・本社移転
○日本経済新聞:ちょっと観光関連でお伺いします。
先週の金曜日に、エクセル東急で島根県経済文化振興会というのがありまして、知事、御挨拶なさったと思うんですけれども、そのときに観光で日本遺産のことに絡めて、たしか知事、たたら製鉄も日本遺産になりそうだということをおっしゃってましたが、その見通しについて、まずお聞かせいただけますか。
○溝口知事:先般、津和野町が日本遺産に認定された際に、たたら製鉄についても申請をしておられましたね。数の制約もあって津和野町が早くから準備をされておったということも多分あったんでしょうが、津和野町が認定をされましたけれども、たたら製鉄のほうも引き続きやっていかれるということですから、可能性としては高いんではないかというふうに想像しています。
○日本経済新聞:特にいつごろというのはないんですか。
○溝口知事:それはちょっとわかりませんけども、希望的観測では、そういうことを望むと、こういう意味を込めて言っているわけですね。
○日本経済新聞:それから、津和野とたたら以外では、どうなんでしょうか。特に動きは、知事わかりませんか。
○溝口知事:まだそこまでの動きは聞いてませんね。そのためにはやっぱり準備が必要ですね。
○日本経済新聞:それからあともう一つ、観光というか、産業振興も絡みますけれども、尾道松江線が開通してからもう10カ月ぐらいでしょうか。もうちょっとで8カ月ですかね。きのう、日銀の審議員の方も非常に効果があるということをおっしゃっていますけれども、今までのところで観光とか産業振興、どの程度効果があったというふうに知事は見てらっしゃいますでしょうか。
○溝口知事:この数字は今持ってませんけども、松江とか出雲に山陽側、あるいは四国方面、あるいはそれ以外のところからも来やすくなっているというのは事実でしょうね。それから松江城が国宝に指定をされたといったことを受けて、多くの方がこの尾道松江線を利用しながら来られてるんじゃないでしょうか。
○日本経済新聞:特に一部の人では、セブン−イレブンが島根県東部、それから鳥取にできたとか、それから出雲でドン・キホーテとか、流通が出てますけども、尾道松江線の効果もあるという指摘もありますけれども、そういった意味では今後、特に流通の整備とか誘致とかで、どう生かしていくというようなアイデアがあれば教えていただきたいんですけど。
○溝口知事:観光については、県全体としてのPRとかやってますが、そういうことを強化していくということがありますしね、それから鳥取県と一緒になりまして、DMOですか、そういうものもやっていこうということで、広域的な観光を含め、できるだけの努力をしていきたいというふうに思っています。
○日本経済新聞:ありがとうございます。

○日本経済新聞:産業政策について伺います。
これも先週でしたか、今週でしたか、インドネシアの総領事が表敬にいらしたときに、知事もいろいろお詳しいということでお話しになりましたし、あのときに県内の企業でも幾つか出たいというような話もあったということと、それからタイの拠点がもう既に1年以上たちます。年末、この間のASEANの首脳会議で、ことしの12月31日からASEAN共同体ができますし、大きな市場として立ってくるわけですけども、そういうことを踏まえて、これから東南アジアへの、知事、どういうふうに県内企業を支援していくかということがあれば教えてください。
○溝口知事:東南アジアの市場も拡大をしておりますから、その市場に向かって我々もそういうことを計画される企業を支援をするとか、あるいは情報の提供をするとか、バンコクにそういうオフィスをつくりましたから、そういうところを活用しながらやっていく考えです。
○日本経済新聞:今、特にベトナムに関心を持っておられる、島根県で多いようですけども、バンコクに拠点がありますけども、例えばもう少し広げるとかですね。
○溝口知事:広げることは考えてませんが、バンコクの人がベトナムに行ったりするということは当然あります。インドネシアもそうです。
○日本経済新聞:もう一つ、インドネシアの総領事は、島根からも直接投資を求めたいなんておっしゃってましたけども、そういう面では、県として支援するということはあり得るんでしょうか。
○溝口知事:それは、案件にもよりますね。そういうのを見ながら、どういうことが必要かということを考えたいと思いますけれどもね。ただ、いろんな情報提供だとか、いろんな情報の収集だとか、あるいは案内だとか、そのためにオフィスをつくってるわけでして、そういう考えですね。
支援も、内容にもよるでしょうから、よく状況を見ながら考えていくべきことでしょう。
○日本経済新聞:それから、同じ産業政策というか、東京とか大阪の本社を島根に持ってくるということで制度的にもそろえてらっしゃいますけれども、特に見通しというのはありますか。というのは、島根の財界の中では、例えば三菱農機がマヒンドラとくっついたとか、三菱重工と関係あるからそういうところを呼んでくるべきだとか、いろいろ具体的に上げる人もいますけども、何か大きな会社の本社を呼んでくる上で、今取り組むべき課題とか、どういう状況かというようなことがあれば教えてください。
○溝口知事:そこは、坂根さん(コマツ相談役/まち・ひと・しごと創生会議構成員)がよく言っておられますけれども、本社の機能を移転するというのは非常に難しいと。それで、あそこ(コマツ)は石川県が出身のとこだから、そういう御縁もあるから、研修とか、あるいは調達とかは地方で行っている。やっぱり本社のメーンのものを移転するというのは、非常に効率が悪くなるわけでしょうね。そこはやっぱり現実的な状況を見て対応していくべきことでしょう。
○日本経済新聞:わかりました。


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