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10月28日質問事項6

6ハンセン病
○日本経済新聞:ちょっと話変わりますけれども、知事、先週、ホテル宍道湖でハンセン病療養所入所者の方の里帰り事業なさいました。それで、DVDをつくったりして、非常に来た方も感激なさってましたけれども、ただ、余り周知されてないっていうのも事実ですけども、これまでの取り組みについて、知事、どういうふうに評価なさってますか。県として年1回、里帰りをやって、あのときお話をなされてて。
○溝口知事:やはりハンセン病療養所入所者の方々と交流が進むということによって、入所者の方々、ハンセン病についての理解が進むという面があると同時に、入所者の方々も郷里に帰ってみたいという御希望もあったわけでして、それで約50年前になりますかね、始まったわけです。その交流がずっと続いて、我々も何度も一緒に出ますから、お互いに顔見知りになり、交流を深めるということもありますし、去年のように入所者の方々がおつくりになった川柳ですとか、あるいは陶器だとかを県立美術館で展示をして、座談会なんかも民間の一般の人とおやりになったりして、そういうことを通じてハンセン病についての県民の理解が進んでいくということと同時に、ハンセン病ということでいろいろ御苦労された方々を我々としてもお慰めできる、あるいは郷里に帰って喜んでもらう、そういうことができるということですね。
○日本経済新聞:療養所にいらした方は4人ぐらいだったと思うんですけども、お元気でしたし、お顔を見てもそう、年1回っていうのはどういうことなんでしょうかって気がして、何回も帰ってきてもいいのかなという気もするし、要は御本人たちの希望っていうことなんでしょうか。
○溝口知事:いや、県と藤楓協会でしたかね、民間の方と一緒になってやりますからね。
○日本経済新聞:そうですね、はい。
○溝口知事:それで、そういう形は年に1回ということです。
○日本経済新聞:そうなんですね、はい。
○溝口知事:それから、我々のほうで訪ねていくということはありますね。
○日本経済新聞:あるんですか。
○溝口知事:学生とか、一般の方とかもですね。
○日本経済新聞:これもちょっと素朴な疑問になってしまいますが、隔離の歴史は知ってますけれども、もうこっちに帰りたいっていうんであれば、こっちに受け入れるっていうか、そういうことって、もうあり得ないんですか。
○溝口知事:そこはまだよくお聞きをしてませんね。

 


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