10月8日質問事項9
9養護老人ホーム待機者
○山陰中央新報:知事、済みません、2点あるんですけれども、1日の文教厚生委員会で、経済面や家庭環境に問題があって自宅で暮らせないお年寄りの入る養護老人ホームの待機者が約780人、県内におられるということが明らかになったんですけれども、まずその780人という人数をどのように考えておられるか教えてください。
○溝口知事:780人というのは、どういう方ですって。
○山陰中央新報:経済的に貧しかったり、家庭で虐待だったり不仲だったりして暮らせないということもあって、養護老人ホームというところに入られるんですけど、それが今、780人ほど、資格はあるけど入れてない待機者がおられまして。
○溝口知事:施設がないからということですか。
○山陰中央新報:はい。
○溝口知事:ちょっと私も、どういう実態でどういうことになってるかというのは詳細を知りませんから、よく聞いてみましょう。
○山陰中央新報:それで、それに関連してなんですけれども、今、地域包括ケアシステムということで、在宅で、住みなれたところで暮らしていける仕組みづくりを整えていこうとしている中で、もう既にこうやって自宅で暮らせないという人が780人いるということがわかったんですけど、このほかにも多分たくさんおられると思うので、具体的な数について調査をするお考えとかはありますか。
○溝口知事:それは、介護のほうは市町村でやっておられますから、780人を含め、どういう事情なのか、私も聞いてみましょう。
○山陰中央新報:養護老人ホームの設置主体自体がおっしゃるとおり市町村で、県のほうには多分できないと思うんですけれども、また何か支援できることがあれば。
○溝口知事:基本はやはり介護の問題は市町村ごとにやりますから。どういうことが問題になっているのか、各地で足らないわけですよね、この島根県だけじゃなくて。それが大都市東京なんかではもっとふえるということですから、日本全体として考えないと、なかなか解決は難しいですね。
それとの関連で、東京のほうから御高齢に近い方が来られるといった場合に、そういう問題もあるわけですね。もともとこちらのほうも足らないんだということもあるし、また、介護ということになると市町村の負担もふえますしね。だから日本全体で考えていかないと、それで、その日本全体で考える場合に、やはり負担をどうするかということと関連してきますね。大きな課題です。我々も県民の方が安心して暮らせるように、市町村の状況なんかもよくお聞きして、県にできる対応をしていきたいというふうに思います。
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