９知事の議会での発言
○山陰中央新報：知事、済みません、県議会の一般質問の知事の答弁で、議会での発言は県執行部の立場で、トップの立場で、政治家の立場ではないって発言なさったことについて、県議会のほうから、議会で知事の政治姿勢を問うことができないとか、やっぱり知事は政治家だっていうような苦言も出てるんですけど、これについてどう受けとめてらっしゃいますか。
○溝口知事：それは、政治家としての発言を求めるのであれば、それは先ほどの選挙制度などについて申し上げたように、個人的な見解として申し上げることはできると思います。ただ、議会で行政を統括する立場で知事として答えるといったようなことについては、政治家として個人的な意見を述べるのと話は違うと思いますよ。
○山陰中央新報：この間の質問も、政治家としての姿勢を聞いてるという話だと思うんですけど。
○溝口知事：政治家というか、そういう問題は県の全体の話とかかわりますからね、それは、例えばあれはテーマが……
○山陰中央新報：安保の話でした。
○溝口知事：安保でしょう。安保体制をどうするかといった問題は、人によって意見がいろいろ違うところですし、国政の場で決めるべきものですね。そこについて議会で申し上げるということになると、私はあそこに知事として出てるわけでしてね、そういう立場で申し上げるということになると。ただ、そうじゃなくて、あなたの個人的な意見はどうですかということになれば、それは言える範囲で答えるということになりますよ。
○山陰中央新報：今日の会見は、どちらの立場なんですか。
○溝口知事：今日はもちろん知事としてですけども、今、個人的なこともお聞きになれば、それは個人的にはこうですよっていうようなことはお話はできますよ。
○山陰中央新報：知事が、ほんじゃあ政治家になられるっちゅうときはいつなられるっていうか、発言されるんですか。
○溝口知事：例えば政治活動をするときは政治家ですね。
○山陰中央新報：政治活動って、どういう。選挙はもう終わってますし、もうそれで……。
○溝口知事：いや、選挙の後でも政治活動はありますよ。
○山陰中央新報：例えばどういうことが政治活動なんですか。
○溝口知事：例えば政党の会合があって、そこで出ていって、単なる来賓じゃなくいろんな議論をしなければいけないといったようなときには政治家ですね。
○山陰中央新報：これからも、ほんじゃあ議会では、知事の立場で答弁なさっていくと。
○溝口知事：何もないときは知事の意見ですね。ただ、個人的意見はどうだと聞かれれば、それは個人的な意見として可能な限り答えますけどね。