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6月19日質問事項10

10石炭火力発電
○山陰中央新報:知事、済みません、環境省が山口県の宇部で計画している大型の石炭火力発電の建設について、二酸化炭素の削減の観点から新設は是認しがたいとする環境影響評価の意見書を経産省に提出したんですけども、中電が今、三隅の2号機も計画してまして、ここも環境アセスが始まっているんですけども、今回のその環境省のことについてどう受けとめていらっしゃるのかというのをちょっとお伺いしたいんですが。
○溝口知事:環境大臣の意見は、申請の色々なプロセスの中で行われる一つで、経産省のほうから環境大臣の意見を求めたら出てきたわけですね。それによりますと、皆さん御承知のことだと思いますけども、環境大臣は、電力業界全体でCO2削減に取り組む枠組みというのを考えようとしているわけですけれども、まだそれができてないわけでありまして、そうした枠組みができてない段階で今、提出された計画が枠組みと整合的なのかどうかは判断のしようがないと。したがって、現在の時点としては、この計画は是認しがたいという意見書なわけですね。
中電のほうはまだそういう状況ではありませんけども。しかし、電力業界は環境大臣のそういう意見が出てますから、電力業界としてCO2排出抑制に係る枠組みの検討を進めておられるし、それから経済産業大臣は電力業界に枠組みづくりを急ぐように求めてますからね、それの進行にもよるでしょうね。三隅発電はもうちょっと先のことでしょうから、その時点でどういう状況になっているかというのは、今の段階ではわかりませんね。
○山陰中央新報:その制度上とか、状況はそうだと思うんですけども、これからどう影響が出てくるか、三隅にはわかりませんけども、県としてずっと計画の前倒しとかというのも求めてこられて、知事としても中電から計画の前倒しがあったとき、計画を適切に進めれるように要望するというふうにおっしゃっているもんですから、になると、そういうふうに求めている立場なんで、きちんとその……。
○溝口知事:それはやはり電力業界全体として、国としてCO2削減の考えがあって、その枠組みをつくらなきゃいかん立場にあるわけですから、そちらのほうも早く進める必要があるということですね、我々として、そこが変わらないんであればですよ。
○山陰中央新報:それで、県として当然今まで前倒しを求めていた立場ですから、何かそういう話を聞くと、もうほんじゃ中電のやっている三隅が進まなくてもいいのかというようなことは。
○溝口知事:そういうことにはなりませんね。いずれにしても枠組みづくりを電力業界で早くやらないと環境省の是認が出ないということなら、それを進めるように早くやってもらうということが必要ですね。
○山陰中央新報:だからそういうふうに中電だったりとか……。
○溝口知事:中電だけの話じゃないです。
○山陰中央新報:だけじゃないですけど。
○溝口知事:電力業界の話だし、経産大臣もそういう発言をしてますから、経産省にも我々のほうでお願いに行くということだと思います。
○山陰中央新報:それは当然三隅のことも念頭に置いて、県としてはそういうことを言っていくということですか。
○溝口知事:そういうことですね。

 


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