5月22日質問事項6
6大阪都構想
○時事通信:知事、済みません、話題が変わるんですけれども、大阪都構想の住民投票の結果について、何か思われることがあればお聞かせください。
○溝口知事:思うことは、そんなにありませんけども。
○時事通信:いろいろ都構想という話で、地方自治のあり方なんかの議論とかあったと思うんですけれども、そのあたりの議論の推移なんかを見て感じられたことなどあれば教えてください。
○溝口知事:こういう問題は意見が違うわけですよね。それは選挙というプロセスだとか、あるいは意見を聞くということで、この住民投票とか、いろんな社会的な意思決定をするメカニズムというのはいろいろあるわけですね。その中の一つとして住民投票を選択して、市民の意見は半々に近いような形だったと思いますけれども、ルールにのっとって過半数を超えた方の考えによって市が提案した内容は退けられたということじゃないですか。だから、それをどういう形でやるかというのは、やはり選挙で選ばれた政治家が一つの判断として、政治的な判断としておとりになったということですね。
○山陰中央新報:今回の否決を受けて、知事も全国知事会議とかで面識もあったと思うんですけども、橋下市長が政界を引退されるということを表明されたんですけども、これについてどういうふうにお感じになってますか。
○溝口知事:政治家の出処進退はそれぞれ個人がお決めになるということじゃないですか。
○山陰中央新報:あと、橋下さんの政治手法というのは、選挙に圧勝することで民意を得たっていうことでみずからの政策を進めていくっていうような形をとっておられましたけども、橋下さんは7年間、府知事だったり市長もやられましたけど、この政治手法について、知事はどういうふうに見てらっしゃいますか。
○溝口知事:政治家はやはり自分の考えがあって、人々の意見をよく聞いて、その聞き方というのはいろんなことがあるわけですね。選挙ということもあるでしょうし、あるいは議会の議決ということもあるでしょうし、あるいは住民投票ということもあるでしょうし。いろんな手法が民主主義のルールによって、日本の国内でも許容されてるわけですから、それを橋下さんは政治家として、そういう住民投票という選択を採られたということだと思いますね。
○山陰中央新報:知事の政治手法もあると思うんですけど、それに対して橋下さんはああいうやり方もいろいろやってましたけど、それに対してどうですか。
○溝口知事:それは政治家として一つのやり方を選択したということじゃないですか。
○山陰中央新報:溝口知事には溝口知事の政治手法があると思うんですけども、それに……。
○溝口知事:それから、物事のイシューの状況により違いますね。
○山陰中央新報:知事御自身が思ってらっしゃる理念だったり政治手法もあると思うんですけど、それに対してどういうふうなものでしょうか。
○溝口知事:そういうこととは余り関係ないですね。やはり政治家として都構想というのを大事な課題として考えて、それを住民投票でやっていくということが適切だとお考えになってやったと。だから、いずれも御自身の考えでやっておられるということじゃないですか。それから法律なり憲法なりの枠組みの中でそれを選択してやられたという、大きく見ればそういうことだと思いますね。それで、それがいいかどうかというのを我々が判断するというよりも、それはやはり橋下さん自身がおやりになったことでね。
○山陰中央新報:知事の政治手法だったり理念の中で、ああいうやり方っていうのは一つあるんですか。
○溝口知事:それはイシューによると思います。ああいうふうに、非常に僅差でありましたように、難しい課題だったということじゃないですか。
○山陰中央新報:あと、橋下さんは二重行政の打破っていうふうなこともおっしゃってて、少なからず若干県内でも似たような話もあるかなあと思うんですけれども、日々、県政やってらっしゃって、市町村との二重行政っていうふうなことをお感じになるっていう機会はありますか。
○溝口知事:それは余りないですね。
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