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5月22日質問事項1

1松江城国宝指定
○山陰中央新報:知事、松江城が国宝化される見通しになったんですけども、改めてちょっと知事の御感想をお聞かせください。
○溝口知事:松江城は、松江の市民の方々、市長さんを初め、長い国宝化に向けての運動をされてこられて、それが実ったということでありまして、私どもとしても大変うれしいことと思います。
山陰で唯一現存する松江城天守は、重要文化財のうち極めてすぐれ、文化的意義も特に深いものだということで国宝に指定するという答申がなされたわけです。明治以降、多くの城郭建築がどんどんなくなっていく中で、松江城天守は多くの方によって守られてきたわけですね。一時は取り壊しという話も明治の初めのころにあったわけですけども、そういう歴史のいろんな変遷の中で今日まで残されてきたということです。国宝になれば、今まで4城が国宝になっているわけですから、五指の一つになるということでありまして、松江城、そして松江市の風格といいますか、そういうものを日本の国内、あるいは外においても上げていくという効果が非常に大きいだろうと私は、皆さんもそうですけれども、考えております。こうしたことも活用しながら、観光の振興というのは島根の大きな課題ですから、松江市と一緒になって、県も働いていかなければならないというふうに考えております。
○山陰中央新報:今、観光のところの効果みたいなことも挙げられましたけども、これからそれをどういうふうに松江城の国宝化を生かしていくかというのが、具体的な観光施策だったりとか、あと保存だとか調査研究なんかもこれから一層強化していかなきゃいけなくなってくると思うんですけども、今までどちらかというと松江市が主体的になって、それ両方ともやってきましたけども、この国宝化を機に県として積極的にかかわっていくっていうようなお考えというのはありますでしょうか。
○溝口知事:国宝をどう守るかは国の事業として、あるいは助成で行われるでしょう。研究も専門家の方がされます。県ももちろんそういう面で必要なことがあれば一緒にやりますけども、松江城を中心とした一つのPRですね、よく知ってもらう、そういうことはこれまでもやってますし、引き続きそれを強化していきたいと思います。そういうことで松江に来られる方が県内に広がっていく、そういう努力をさらに強化をしていきたいと思います。
○山陰中央新報:観光面では、県として例えば具体的にどういうことというのが想定されますか。
○溝口知事:内外に対するPRがありますね。それから旅行業者の方々にそうした旅行のプログラムをつくってもらうということもあります。そういう面ではこれまでもいろいろやってますから、できるものをどんどんやっていくということです。
○山陰中央新報:予算も伴うかもしれませんし、松江市と一緒になっていろいろやっていかなきゃいけないことかなと思いますけども。
○溝口知事:それは、ほかのところでも一緒ですね。
○山陰中央新報:先ほど言った調査研究とかっていうの、また県教委でも専門家の方もいらっしゃるわけで、その辺で県もいろいろという。
○溝口知事:どういう形でやるかは専門家の間でよく検討してもらったらいいと思いますね。
○山陰中央新報:はい。とにかくこの国宝化を機に、松江城というのを生かすようなことを、観光面にしてもどんどん県としてもやっていくというお考えだと。
○溝口知事:そうですね、これまでも同じことでありますけどもね。

○中国新聞:国宝になるということは決まったんですが、これまでの目標が一つ、ほぼかなったという中で、同じ国宝である姫路城はもう世界遺産というふうな形で登録がされてるんですが、今後、島根県としても将来、まずは国宝なんですけど、将来に松江城で世界遺産を目指そうというふうな思いはあるんでしょうか。
○溝口知事:そこはやはり地元の松江市の動きをよく見聞きしてから言うべきことでしょうね。
○中国新聞:まず松江市の動きが、もしそういうのがあればまた考えるということですか。
○溝口知事:一緒になってやっていくということはあり得るでしょう。


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