○溝口知事：それでは、定例会見を始めます。
私から、１点ご案内申し上げます。
ここのパネルにあります「猫まみれ」という特別展を、県立美術館で５月２０日から７月６日まで開催します。「招き猫亭」という方のコレクションなんですけども、猫好きの個人のコレクターのコレクションをお借りして開催します。
西欧の画家たちが描いた猫でありますとか、浮世絵の中の猫でありますとか、藤田嗣治、あるいは竹久夢二など、日本の近現代美術の巨匠たちが描いた猫など、古今東西の猫の作品３３０点を展示します。
このチラシの中央にありますのは、かわいい猫なんですけども、高橋弘明さんという画家の「ジャパニーズ・ボブテイル」、短い尾が特徴ですけども、その絵があり、その周辺は浮世絵の中の猫ですね。四代歌川国政や歌川国梅などの浮世絵からとったもので、猫を擬人化したふうに描いている作品です。
猫の好きな人は写真をたくさん撮っておられたりしますので、美術館では、「猫のたまり場」と題しまして、猫の写真を募集し、それを会期中、美術館のロビーで特設パネルにして掲示する予定です。この展覧会を見たり、ロビーでそうした写真を見たり、猫まみれになるという意味で「猫まみれ」という題になりました。
期間中は、能楽による「我輩は猫である」とか、「江戸の猫アート」と題した美術講座など、いろんなイベントを開催する予定です。
また、会期中、５月３１日日曜には、島根県立美術館の「ミュージアムフェスティバル」を開催をします。この日は観覧料無料となり、風船を使って動物たちをつくるバルーンアートや手づくりの猫マスコットをつくるコーナーなど、イベントをいろいろ計画しております。
この展覧会は、家族みんなで楽しめる展覧会でありますので、猫の好きな方はもちろん、そうでない方にもぜひ楽しんでいただければと思います。
チラシの裏に藤田嗣治の絵だとかありますね。竹久夢二の絵だとか、おもしろいと思います。