知事コメント２）グラントワ企画展「こどもとファッション−小さな人たちへのまなざしの歴史」
○溝口知事：２点目は、こちらにあります「こどもとファッション」という、グラントワ石見美術館における企画展であります。２月の２７日から４月の１１日まで、自主企画展として開催をし、その後、神戸ファッション美術館、東京都庭園美術館にも巡回するということであります。
グラントワは、開館１０周年を迎えまして、今年度最後の企画展としてこの展覧会を開くわけでありますが、御承知のように森英恵さんがたくさんのコレクションを石見美術館に寄贈されておられますし、石見美術館はファッションということを一つのテーマにしていろんな展示などもやっておるわけです。ここにありますように、西洋と日本の子供服にスポットを当てたユニークな展覧会になっております。今に伝わる貴重な西洋と日本の子供服を中心に、絵画、版画、写真など約２２０点を展示をしておりまして、重要有形民俗文化財を含む子供服の裁縫雛形も展示をされているということであります。
子供服は、子供に向けられた大人のまなざしを映し出しておると言われます。こういうふうな姿にという大人の、親たちの考えもあるわけでありますが、子供の装いの変遷をたどり、時代ごとに変化した子供観を見ることができるということであります。
同時開催の特別展「幼き衣へ」では、子供の着物に魔よけとしてつけられた飾り縫いの背守りのある着物を展示をしたり、子供の着物を撮影した日本を代表する写真家、石内都さんの作品も紹介をされております。以上であります。