2月1日コメント
知事コメント1「1月23日からの大雪」
○溝口知事:それでは、定例会見を始めます。
最初に2点、私からコメントを申し上げます。
1点目は、最近における大雪の影響です。23日から記録的な寒波によりまして、停電、断水、鉄道・空路・道路等の交通機関の麻痺、邑南町・奥出雲町・益田市・匹見町では孤立集落の発生など、県民の方々の生活に大きな影響がありました。人的な被害では、1名の方が雪かきをやっておられるときに雪で倒壊した建物に巻き込まれたということでありますが、そうした死亡事故もありました。お悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げる次第であります。
水道・電気・道路等のインフラにつきましては、関係機関の昼夜にわたる御尽力、市町村でありますとか電力会社、建設会社などの御尽力によりまして事態は復旧しつつあり、引き続き対応をお願いしたいと伝えてあります。
また、陸上自衛隊におかれましては、出雲駐屯地、米子駐屯地、広島県海田市駐屯地におかれては、県の要請を受けまして浜田市、安来市において給水活動の御支援をいただきまして、改めまして関係機関に御礼を申し上げる次第であります。今後支援が必要な事案につきましては、関係機関ともよく相談をしながら対応してまいります。
また、農業関係におきましては、1月の18日から山沿いを中心に大雪に見舞われました各地で、農業用のパイプハウスなど農業用施設に被害が生じました。2月1日9時現在では、11市町で3.5ヘクタール、2億6,000万円程度の被害を確認をしております。今後被害の範囲や額がふえることも予想されます。ハウスなどの被害につきましては、一定の支援の枠組みがありまして、損害の3分の1は県が、3分の1が市町村、残りの3分の1につきましては農業者の方々など所有者に対して公的な融資が行われるということになっております。こうした状況に対応するため、県では農業復旧対策事業として、施設復旧に対する補助事業と運転資金などへの融資事業を実施をしてまいります。今後とも市町村や関係機関と連携して、農業基盤の速やかな復旧を図っていく考えであります。
○山陰中央新報:済みません、冒頭お話しされた大雪の関係なんですけども、朝現在の被害額とハウスの話をされましたが、今後膨らむ可能性もあるということで、例えば次の補正だとか、そういったもので対応が必要だとか、その辺の見通しはいかがでしょうか。
○溝口知事:そこはチェックをする必要がありますね。多分いろんな災害の部分も本予算の中にあるものもありますからね、そこら辺は支障が生じないように、必要があれば補正ということにもなるでしょうし。
知事コメント2「古代歴史文化賞記念シンポジウム」
○溝口知事:2点目は、チラシが配ってありますけども、古代歴史文化賞の記念シンポジウムを東京で行います。
古代歴史文化賞は、島根県と奈良県、三重県、和歌山県、宮崎県の5県が共同で、日本の古代の歴史文化に関するわかりやすい書籍を発行された方を表彰するものです。島根などには古い文化、歴史が残っておりまして、県内外の方々にそうした各地の古代文化、歴史に興味をお持ちになっていただき、また島根などを訪れていただくという、波及的な効果もあるということで5県で始めました。昨年の11月に選定委員会で受賞作品、大賞とそれから優秀作品賞でありますけども、大賞1件、優秀作品賞4件が選ばれております。1月17日に松江市で記念イベントを開催し、2月6日には東京で記念シンポジウムを開催するということです。シンポジウムにおきましては、今回大賞で選ばれましたアイヌ学入門、北海道旭川市博物館長、瀬川拓郎さんに基調講演をしていただいた後、古代歴史文化賞主催の5県の知事によるパネルによる説明と申しますか、ディスカッションと申しますか、そういうものをやろうということになっております。私も出席の予定であります。
以上であります。
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