2月1日質問事項4
4マイナス金利
○日本経済新聞:済みません、産業政策の関連でお聞きしたいんですけれども、産業政策の関連で。それで、先週の金曜日に日本銀行が、いわゆるマイナス金利を導入したということでかなり波紋が広がっております。それで、島根県への影響なんですけれども、島根県はビジネスを始めるというか創業が少ないとか、それから事業を拡大する資金需要が割とそういうのが少ないということがあるし、県としては企業誘致も含めて産業政策やっていますけども、特にこのマイナス金利の受けとめというのがあれば教えてください。
○溝口知事:まず金融機関にどういう影響が出るかということですが、そこはまだちょっとわかりませんね。増加分に対して日本銀行に預ける預金に対して起こるわけでしょう。だからどの程度の規模か、そこら辺もちょっとチェックしないと、私自身はそういうデータをまだ見ていません。
○日本経済新聞:借り手である企業にとってみればいいことだと思うんですけど、そこはどうなんでしょう。今、金融機関とおっしゃったんですけど、逆にこうメーカーとか、スーパーとか、小売とか。
○溝口知事:融資などしないで、あるいはほかの金融物件を買わないでいくと、キャッシュが残るわけですよね。自分のとこへ置くわけにいかない、保管をしてもらうということになると、中央銀行に預けるわけでしょ。それで預けた増分でしたかね、対してマイナスの要するに手数料を取られるということですからね。だから考え方としては、取られるのは何というか非効率ですから、融資に回してということになる可能性はあるわけですけども、悪い融資に、悪い物件に融資しても、かえってあれでしょうし、そこら辺はよくわかりませんね。
○日本経済新聞:まあ単純に島根の企業にお金が回って元気になると、そういう単純なことでもないという御理解でよろしいんでしょうか。
○溝口知事:わかりませんね、どういう影響が出てくるのか。
○山陰中央新報:今の話で、ずっと追加の金融緩和をしてやってきた中で、史上初めてこういうマイナス金利という、知事も財務省出身で金融の状況詳しいと思うんですが、このやり方自体が今、効果が出るのかとか、ありなのか。欧州なんかで成功している例もあるみたいですけど、それはどういう受けとめですか。
○溝口知事:私は実態をよく知りませんね。
○山陰中央新報:これが与える影響というのが、先ほど知事がおっしゃったように金融機関は収益なんかが見込まれることとかについて。
○溝口知事:日本銀行はそういう融資に向かい、それが企業の投資に向かうとか、そういうことを期待をしておられるわけでしょう。それで金利も安くなる可能性ありますわね、みんなが融資に回るということになるとね。ただ、一方でリスクがありますからね。だからそれが量的にどういう影響出てくるかというのは、私はもうわかりませんね、少し様子を見ませんと。
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