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2月1日質問事項2

2教科書閲覧
○日日新聞:知事、済みません、先週末に全国的に問題になっている検定中の教科書を教員が閲覧していたという問題がありまして、県内のほうで延べ46人が事前に閲覧していて、そのうち28人がお金を受け取っていたということで、文科省のほうから情報提供があったということで発表があったんですが、これについて知事はどういうふうに思っていらっしゃいますか。
○溝口知事:1つは、教育委員会の説明聞きますと、学校図書を発行する、教科書を発行する会社のほうですね、会社のほうはその検定を文科省にお願いをしている段階では、ほかの人に閲覧してはいけないという規則があるようですね。だから出版社につきましてはそういう問題がまずあるわけでしょう。それから、申請分を教員等に閲覧をさせて意見を聴取して対価を支払うということになれば、それはもう既にこの見せるということ自体がいけないことなわけでしょう。それから、そういうものを見せて対価を払うというものもさらにあれでしょうね、教科書会社に対して問題があるということになろうと思います。説明を聞くとそういうことですけども。それから、閲覧を受けて意見なんかを言って対価を得るという場合には、一般公務員の場合はそうした、この教科書に限らず対価を得て講演をしたりいろんなことをするということになると、事前に届け出といいますか、営利企業従事許可を得てやらないといけないですね。
○日日新聞:それについて知事、まだ調査がこれからというところだと思うんですけども、そういう今のところ文科省からの情報提供で、県内でそういう事案があるというふうなことについて、そのことについての思いというかですね、会社側に問題がある場合もありますし、さっきおっしゃっておられたように教員側の……。
○溝口知事:それぞれがルールに沿ったことをしてもらいたいということですね。
○日日新聞:ただ、教員ということになると、県もそのルールに従ってもらいたいというだけじゃ済まないと思うんですけども。
○溝口知事:もちろんそうでしょう。それは教育委員会において適切な対応をされると思います。
○日日新聞:こういうことがわかったこと自体、残念とか、そういうような思いはないですか。
○溝口知事:まず出版会社のほうで規則を守ってないということは遺憾ですね。
それから、そういう許可申請を教員のほうでしていればいいのかどうかというのは、そこはちょっとわかりませんね。わかりませんからコメントできませんけど、いずれにしてもルールがあるわけですから、そういうルールに沿ってやってもらうことが必要だということです。
○山陰中央新報:済みません、それに関連して、鳥取県のほうは県教委が会見を開いて事情の説明しているようなんですけれども、島根県でもそういった対応が必要だと思うんですが、知事はいかがお考えですか。
○溝口知事:島根県も、もうしたんじゃないですか、教育委員会が。
○山陰中央新報:公表だけ、人数だけ。
○溝口知事:そうですか、それは教育委員会に聞いてください。
○山陰中央新報:知事としては何かこう、処分なども検討する必要があるというふうに考えられますか。
○溝口知事:それは、教育委員会でこうした事案をどう判断するかというのを聞いてからですね。
○山陰中央新報:知事、済みません、関連ですが、営利企業等従事許可というのを出したらルール的にはいいんですけども、検定中の教科書をああやってお金を何万円か先生がもらうという、その感覚というか、市民感覚的に、要するにルール上それで許可を出していればいいかもしれないですが、何となく嫌な感じがするんですが、その辺は。
○溝口知事:ルール上いいのかどうかということも含めてね、それは教育委員会が判断しなきゃいけませんね。そういう相手が違法行為をしているのに協力するという面があるわけでしょう。
○山陰中央新報:そうですね。
○溝口知事:だからそういうものをどう判断するかというのは、やはり教育委員会が、あるいは文科省が統一的にやるべきことでしょう。
○山陰中央新報:あとこの人数ですけども、延べお金をもらった人は28人、それからもらってない方も含めて40数人いらっしゃるんです、県内で。その人数が多かったなとか少なかったとか、その辺の感覚はどうですか。
○溝口知事:私はそれはコメントするべきとは思っていませんね。

○山陰中央新報:知事、済みません、先ほどの教科書閲覧の話に戻るんですけれども、発言の中で、それぞれがルールに沿った対応をしてもらいたいということだったんですが、これは教員が不正に関与していて残念だという思いからなのか、それとも再発防止に向けて業者にこういう対応をお願いしたいということなのか、ちょっと真意を教えていただけますか。
○溝口知事:そこは、やはり教育委員会の問題ですから、知事がというよりは、やはり教育委員会でまず考えなきゃいけませんね。
 


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