コメント年頭所感
○溝口知事：今回は、新年最初の会見でありますので、冒頭、簡単に年頭の所感のようなものを申し上げたいと思います。
改めまして、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いを申し上げます。
今年の年初めは、暖かく天気のいい、過ごしやすいお正月だったと思います。報道によりますと、県内各地での初詣の人出も多かったようでありまして、出雲大社の元旦と２日の参拝客は昨年よりも５０％を超える増加であったということのようです。津和野の稲成神社では２５％程度の増加であった模様であります。国宝に指定をされた松江城のある松江市の人出も大変多かったように思います。観光を目指す島根県にとりましては、うれしい年明けだったと思います。
また、新年３日には全国高校ラグビー大会で石見智翠館が山陰勢で初となる４強入りを達成いたしました。これもうれしいニュースであります。あすの７日の準決勝に出場されるわけでありまして、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
本年は、県にとりましては、昨年の秋に作成をいたしました地方創生のための総合戦略を実施に移していく年であります。総合戦略では「子育てしやすく活力ある地方の先進県しまね」を目指すということにしておるわけであります。そのためには、まず第１に若い人たちが安心して働ける雇用の場をこの島根でふやすということであります。産業の振興、観光の振興、企業誘致、農林水産業への対策、インフラ整備などを進めていく必要があるというふうに考えております。
もう一つの柱といたしましては、若い人たちの結婚、出産、子育てを支援していくことであります。既に行っております３番目の子供さん、第３子に対する保育料負担の軽減を行っておりますが、これを第１子、第２子の保育料負担を軽減するため、市町村への支援制度を設けることとしておるわけであります。こうしたいろいろな子育て支援のための施策を円滑に導入をし、実施をする、こうしたことが今年の大きな課題であります。さらに、中山間地域、離島など条件不利地での産業振興、小さな拠点づくり、地域交通の確保などの支援も行っていかなければなりません。そして、増加する高齢者の方々の医療・介護・福祉の充実、次世代を担う子供たちの教育、安全・安心なまちづくり、環境保全などにつきましても取り組んでまいる考えであります。
また、今年は行事といたしましては全国高等学校総合体育大会中国ブロックの開催が７月から８月にかけてあります。島根県では５種目、体操、新体操、柔道、ボート、テニスを実施するということになっております。また、外国人観光客を中心として、山陰への観光誘客や山陰ブランドの確立を図るため、鳥取県と一緒になりまして山陰両県で、さらに民間団体の方々も入りまして、観光を推進をする拠点と申しますか、山陰版ＤＭＯの設立を図っていくということを予定しております。
今年も活力のあるしまねを目指し、全力で働いてまいりますので、よろしくお願いを申し上げまして、簡単でございますけども、年頭の御挨拶にかえさせていただきます。以上です。