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12月10日コメント

○溝口知事:それでは、定例会見を始めます。
私からは、3点コメントを申し上げます。

 

1.北朝鮮人権侵害問題啓発週間ブルーリボン運動
1点目は、ブルーリボンの着用です。
これですね。これは、本日、12月10日から16日まで、北朝鮮人権侵害問題啓発週間が始まるということでこれをつけるんですけども、北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信ずる意思表示として、このブルーリボンさらには、バッジもつけるということです。そういう運動が行われているわけであります。
ブルーは、日本と北朝鮮を隔てる日本海の青、そして被害者と家族を結ぶ唯一のものとして青い空というイメージでつくられたと言われております。北朝鮮による拉致された日本人を救出するための全国協議会や、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会などでも取り組みを実施をしておるということであります。県庁におきましては、幹部職員、課長級以上約170名がブルーリボンを着用し、運動に参加をしております。

 

2.宍道湖自然館ゴビウス特別展「食卓のエビ・カニたち」
2点目は、県立宍道湖自然館ゴビウスの特別展であります。
「食卓のエビ・カニたち」ということで、12月20日土曜から2月2日月曜まで、ゴビウスで開催をされます。山陰の冬の味覚、松葉ガニを初めとしまして、タラバガニ、アメリカンロブスターなど12種30点のエビ、カニを展示するとともに、生体の仕組みや秘密をパネルやクイズで紹介をしておるということです。宍道湖、中海のエビやカニも紹介をされます。食卓になじみのあるカニ、エビの生態、あるいは体のつくり方を知ることで、調理をするとき、あるいは食べるときに一味違ったエビ、カニの姿を見ていただいたらどうかということでありまして、ここに展示のパネルがありますけども、いろんな質問がありまして、カニのみそは一体何なのかといったものとか、我々が知ってるようで知らない知識が、見ますと楽しみながらわかるということであります。ぜひ行っていただきたいと思いますが、実は元旦から始まりまして、新年は元旦から4日まで各来園者、先着100名の方に新年のプレゼントもあるということでありますので、御家族でお行きになると楽しめるのではないかというふうに思います。

 

3.古代出雲歴史博物館特集展「尾道松江線発掘物語」
中国横断自動車道尾道松江線発掘調査の結果
3番目は、尾道松江線が来年の3月には開通をします。尾道松江線は、平成8年度から24年度にかけまして、尾道松江線の建設に伴い、島根県と広島県で合わせて131カ所の遺跡の大規模な発掘調査をしてます。道路をつくるとなると、そうした埋蔵物がないかということを調べるわけですけども、必要なところでは大規模な発掘調査をしたと、こういうことであります。全線供用開始を記念しまして、島根県と広島県が連携をして、発掘調査の成果を公開する展覧会を開こうということになったものであります。
発掘されたものは、古くは約3万年前の旧石器時代の石器から江戸時代までの遺構、遺物などたくさん発見をされております。この展覧会は、古代出雲歴史博物館で12月の26日から2月の22日まで、57日間開催をされます。正月三が日は無料開放でありますから、これも出雲大社の帰りとか、お寄りになるとおもしろいものが見れると思いますね。
実は、こっちにパネルがありますけども、ここに発掘物の一部を載せておりますけども、この上のめのうは、勾玉ですね。これは古墳時代、4世紀のものだと言われています。これは松江から、山陰道からあっちのインターへ入りますね、尾道線に。そのインターの近くの古墳でありまして、上野1号墳と言っているようですけども、その古墳から出た勾玉であり、その隣の銅鏡ですね、これは、縁が斜めの斜縁神獣鏡というものでありまして、これも古墳時代、4世紀のものだそうです。これも先ほどの同じ場所から出たものだと。
下の須恵器ですね、土器のように見えますけども、須恵器は広島県の庄原市で発掘されたもので、古墳中期、5世紀の後半ということです。こちらは多分鉄だろうと思いますけども、短甲と言われて、鎧ですね。これは5世紀に副葬をされておるということでありまして、裏にもいろいろありますけども、パンフレットの裏のページを見ると、左下の弥生の土器なんかがたくさん載っていますけれども、これは3世紀ぐらいで、尾道から発掘されて、当時から南北で交流があったということがいろんなことからわかるそうでありまして、今に限らない、高速道路がつながって交流はもちろん広がるわけですけれども、古い時代から松江・尾道と申しますか、あるいは日本海・瀬戸内、いろいろな交流が既にあったということがわかるわけでして、大変興味深いんじゃないかと思います。
先ほど申し上げましたように、元旦から3日までは無料開放ですけども、こういう元旦から三が日の無料開放は、我がほうの調査によると、都道府県、政令市の歴史系博物館では初めての試みではないかと、こう言われております。
以上であります。


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