12月10日質問事項4
4竹島
○中国新聞:知事、衆院選で、今、竹島問題については2年前、衆院選ではちょうど韓国の大統領が直前に上陸したということもあって、非常に論戦も激しくあったんですが、今回の衆院選では先ほど言われたアベノミクスの陰に隠れていまいち低調だと。自民党の公約を見ても、竹島という文字もちょっと見当たらない状況なんですが、こういった現状について、知事として今どういうふうに思われてるかということを聞けたら。
○溝口知事:東アジアの状況を見ますと、中国のいろんな活動がありますね。それから北朝鮮の問題もあります。そういう中で、東アジアの安定を図りながら日本の安全保障を達成していく、確保していく、そのために米国も含めまして対中関係でありますとか、あるいは日本との関係でありますとか、いろんな努力がなされておるわけですね。そういう中で、やはり米中、やはり大きな経済大国でもありますし、それから世界の平和、あるいはこの地域の安定ということでは大きな影響を持っているわけでして、米中間でもいろんな努力がなされておりますし、そういう中で韓国自身もどういう対応をされるのかということもいろいろ考えておられるように、いろんなニュースと申しますか、動きは見られますからね。そういうものがもろもろ、いろんなことに一定の影響を及ぼしているんだろうなという想像はしてますけども、だから、竹島問題について非常に大きな変化があるということじゃありませんけども、日中首脳の会談、あるいは日韓首脳の会談だとかも行われておるわけですから、そういう状況をよく注視しながら政府も対応していこうということではないかというふうに推測をしております。
○中国新聞:ただ、2年前の自民の公約とかを見ると、竹島の日の行事を政府主催でとか、そういった文言もあったりもしたんですが、今回はそういったのもなく、ちょっと何か尻すぼみぎみかなと思ったりもするんですが、今、国として竹島の日をやっぱり制定してほしいと要望している県としては、どういうふうな。
○溝口知事:やっぱり僕は前から言ってますけれども、日韓で話をしないといかんわけですからね、日韓で話ができる関係を築かないと進展はしていけないわけであります。もちろんそれと同時に国際世論にも訴えるということも大事で、政府のほうは国際司法裁判所の提起の問題も考えておりますけれども、両方考えていかなきゃいけませんが、米中、日韓等々でいろんな首脳レベルの接触も始まっているわけですから、その中で政府が適切な対応をされることを期待をしておると、こういうことです。
○中国新聞:適切な対応というのは、この領土問題の解決という。
○溝口知事:それに向けたですね、向けた対応をですね。いずれにしても日韓で話をするということは必要なことでしょう。
○中国新聞:また今、安倍首相と首脳会談ができない状況なので、そういった意味では残念だということですか。
○溝口知事:首脳会談というか、お会いをしたりはしてる、たしかありましたね。だから、そういういろんな努力を政府としてお願いをしたいということです。
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