８米の概算金下落
○山陰中央新報：済みません、ことしの米の概算金が過去最低ということなんですが、農家向けの融資制度の検討なんかはお考えになられるんでしょうか。
○溝口知事：米価ですか。
○山陰中央新報：概算金。
○溝口知事：ＪＡのほうでいろいろやっておられますが、この前、先週ですね、ことしの米価も去年から続く在庫の増加というか、在庫が市場に圧迫をかけておって、それで市場価格も下がりそうだと。他方で、長雨、日照不足で品質なども必ずしもどうなるかわからないと。そうすると米価もさらに下がり得るんで、やはり国として全体的な調整が必要だということを言ってこられて、私もそういう実情は政府のほうに伝えましょうということで、先週、木曜ですね、農水省にも行きまして、そういうことを伝えてまいりましたけれどもね、政府として米全体を中・長期的にどうしていくのか、その過程で安定的な需給調整などが行われるように、作付の調整だとか、あるいは飼料米ですね、食用でない飼料米の活用でありますとか、そういうことをよく検討してくださいというようなことは伝えておりますし、これからも議会とも相談しながら、重点要望等の中で伝えていくつもりです。
○山陰中央新報：４年前に概算金が同様に下がったときに、県が融資制度を創設してるんですが、同様の制度を考えることはないんでしょうか。
○溝口知事：まだそこまでは。状況をよく見て、関係者ともよく相談しながら検討してまいります。