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6月27日質問事項1

1中核市
○山陰中央新報:知事、済みません。松江市の松浦市長が中核市への移行を目指す考えを示されたんですけども、県としてそのお考えを支持されるかというのと、もし支持されるんであれば、その理由というのをちょっと教えていただけますか。
○溝口知事:中核市の基準が人口20万人以上ですか、松江市が該当することになりますから、そうした中核市としていろんなサービスを住民の方々に直接提供できるということになりますから、中核市を目指していきたいということを記者会見でおっしゃったわけですね。私も松江市の御希望をよくお聞きして、県としても適切に支援をしていきたいというふうに思っています。
○山陰中央新報:具体的な支援というのは、どういったことをお考えなんでしょうか。
○溝口知事:それは、中核市になりますといろんな事務ができることになりますから、それを松江市のほうにお願いをするということですね。個別には、これからよくお聞きをして検討していくということになりますが、今、格別どうこう具体的な動きがあるわけじゃありません。いずれにしても、それぞれの市議会、県議会等の了解といいますか、議決を経て国に申請をするといいますか、そういう手続が要ることになりますし、準備にも一定の時間がかかるでしょうから、どういう事務をどういうふうに生かしていったらいいのか、よく相談をしていきたいというふうに思います。
○山陰中央新報:特に保健所の開設というのが一つ課題になるようなんですけども、それで……。
○溝口知事:それも当然入っているわけですからね、その過程で検討していくと、こういうことです。
○山陰中央新報:県にとって松江市が中核市になるということについては、島根県全体にとってはどういうようなメリットがあるというふうにお考えですか。
○溝口知事:それは、松江市として直接住民の方々にいろんなサービスが提供できるということにもなりまして、それは松江市にとってもいいことですし、県としてできる支援をしていくと、こういうことでしょう。
○山陰中央新報:県全体として、松江市が中核市になるということについては。
○溝口知事:それは結果の話ですね。その地域の、そして松江市はこの地域、いろんな協力、宍道湖・中海圏域でいろんな活動をしているわけですからね、そういう観点からも松江市の希望をよく聞きながら対応していくと、こういうことだと思います。
○中国新聞:溝口知事としては、松江市が中核市に申請するのは非常に喜ばしいことだと、後押し、ぜひしてあげたいというふうなお気持ちということでいいですか。
○溝口知事:後押しとか、法律でそういうことができるようになるわけですから、よく意向を聞いて対応していくということです。
○中国新聞:鳥取県では鳥取市が中核市と言ったときに、平井知事のほうが後押ししたいというふうなことを言われてたんですけど、島根の場合はどうですか。
○溝口知事:同じことですね。
○中国新聞:後押ししてあげたいということ。
○溝口知事:後押しというか、要するに希望に沿ってできるものをやっていくということでしょうね。
○中国新聞:ただ、先ほど後ろの方が言われましたけど、やっぱり保健所というのはお金もかかりますし、いろんな面で相当事務量がふえますので。
○溝口知事:それは事務に応じたものはまた財源措置がなされるということになるんじゃないでしょうか。
○中国新聞:県としてもその支援策とか、財源措置とかいうことは。
○溝口知事:いろんな事務ですから、県の事務にも交付税だとかで手当てされるわけですね。松江市がやることになれば松江市に対してそういう措置が講ぜられるということになりますね。
○中国新聞:例えばやっぱり、一番ネックになるのは多分人が足りなくなるんですけど、そのときに県のほうから松江市にちょっとこう。
○溝口知事:それは当然に、そういうことが必要になりますわね。それはだけど、今は松江市の保健の業務は県でやっているわけですから、そういう人たちがいるわけですから、そういう方々に最初の段階は松江市のために働いていただくというようなことも起こるでしょうけども、そこら辺は技術的な問題がありますから、いろんな検討はした上でやっていくということですね。
○読売新聞:済みません、その関連なんですが、スケジュール的にはいつごろぐらいまでに。
○溝口知事:それはまだわかりませんね。これからの話です。
○山陰中央新報:直接松江市からお考えは聞いてらっしゃるんですか、県として。

○溝口知事:いや、そういう意向を持っておられるというのは知っていますが、実際の事務をどういうふうに動かすというのは、これはまた実務的な話ですね。それはこれから松江市の要望をお聞きしながら、どういうやり方がいいのか、どのぐらいの準備が必要なのか、そこら辺をよく相談しながらやっていくということですね。
○山陰中央新報:県として何が支援できるかということも。
○溝口知事:支援とかっていう、何か支援ということよりも事務をどこまでやるかという話で、ただ、移行期には保健の業務をやるにしても、そういう知った方が松江市にいないわけですし、県のほうにいるわけですから、最初はそういう方にやっていただくということになるのが自然だろうと思いますけども、どういう形でできるかというのは、これは具体的に事務的に詰めていくということです。
○中国新聞:松浦市長から、内々でもいいんですけど、御相談というのはあったんですか。
○溝口知事:話は聞いておりますよ。ただ、御相談というか、御相談は具体的な事務に即してどうするかということですね、具体的に。
○中国新聞:それは中核市、ちょっとぜひやりたいんだというふうなことで。
○溝口知事:それは聞いておりますよ。
○中国新聞:それに対して何て言われたんですか。
○溝口知事:それは、よくお聞きしてやっていきましょうということですね。いずれにしても具体的な事務をどうするか、いろんな問題を処理しなきゃいけませんから、事務的によく相談をしてやりましょうということです。だから、まだそういう相談が始まってるわけじゃありませんね。


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