4月17日知事コメント
1.アジサイ「万華鏡」の出荷
○溝口知事:それでは、会見を始めます。
最初は、アジサイの話ですね。日本一のアジサイをお届けしますと、まさに日本一になったアジサイの出荷が昨日から始まりまして、ここに、真ん中がちょっと濃くて周辺がちょっと薄くなっている、グラデーションと、こう呼んでいるようですけども、これが美しくて特徴的だということで、2年前になりますかね、あるいは3年前になるというんでしょうか、ジャパンフラワーセレクション2012−2013で最優秀であるフラワー・オブ・ザ・イヤーを受けたと、こういうことなんです。
出荷は24年から始まっておりますけども、昨年、25年が1万5,000鉢ぐらいでありましたが、今年は約2倍の2万7,000鉢ぐらいになるということで、昨日から出荷が始まって、母の日ですね、5月11日だそうですけれども、それに向けてお母さんへの贈り物とかで活用されるということであります。
このアジサイは、県の農業技術センターで育種をされまして、平成23年に品種登録の出願をして、翌24年から初出荷をしておるということです。宝石のようにグラデーションが見れるんで、万華鏡をのぞいているような感じということで「万華鏡」という名前がついたんですけども、大変好評のようですね。
島根県アジサイ研究会というのがありまして、そこの会員であられる出雲市と吉賀町の生産者6名により栽培をされていると。県としましては、この「万華鏡」の一層の品質向上と、「万華鏡」に続く、また新しい品種の開発に努力をしていきたいというふうに思っております。
4月の下旬から次のような場所でも展示を予定しております。一つは大社の神門通りのおもてなしステーション、それから出雲縁結び空港のロビー、そして萩・石見空港のロビー、JRの出雲市駅、しまね花の郷、これは出雲市の南のほうになりますけれども、そこ、そして県庁の玄関でも飾ろうと、こういうことであります。県もPRに努めてまいりたいというふうに思っています。
2知事の福島県内視察
2点目は、先週行いました福島県の視察についてであります。
昨日の議会の総務委員会に報告をいたしまして、その報告書をお手元にもお配りしておりますけれども、きのう公表をさせていただいたということであります。
視察の趣旨は、東日本大震災が起こって、地震、津波、原発事故といった複合災害であったわけでありますが、福島県におきまして原発等、近隣の市や町、あるいは津波にお遭いになった町々、そういうところの行政がどういうふうに対応されたかとか、あるいは病院、社会福祉施設などでどういう対応をされたかということを、自分のこの目で現場を見て、あるいは関係の方々から直接お話をお伺いしようということで行ったわけであります。
そして、被害の跡、復旧・復興が進んでおりますし、原発につきましては汚染水対策、廃炉対策が進んでおるわけでありまして、そういう状況がどうであるかということについても現場が見られるということでありましたから行きまして、そしてお話を直接聞いたと、こういうことであります。
まず、周辺の市等の復興・復旧につきましては、関係者の御努力によって進みつつありますけども、放射線線量が高い地域を中心に、除染が大変で、復旧・復興が進まないなど、厳しい状況は続いておるというのが総体的な印象であります。
原発の汚染水対策、廃炉対策も、大変な努力がなされておりますけれども収束に至っておりませんし、廃炉ということになると相当長い年月がかかるというようなことをお伺いをしてきたということであります。
また、訪問先の方々から、原子力災害の際、初動の対応でありますとか避難の実施に当たっての問題などもお聞きをいたしましたので、その内容もよくチェックをしまして、今後の防災対策の充実にも参考にしていかなければならないというふうに思っています。
とりあえず私からのコメントは以上であります。
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