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4月4日質問事項3

「竹島−教科書検定」

○山陰中央新報:知事、済みません、竹島のことでお聞きしたいんですけど、教科書検定がありまして、小学校の社会科の教科書に4社が合格したんですけども、全てに竹島について記述があったということなんですが、受けとめをお聞かせください。現行は1点だけだったみたいなんですけども。

○溝口知事:きょうの発表ですか。

○山陰中央新報:はい。

○溝口知事:私も詳細は知りませんけれども、今おっしゃったようなことがあるようですね。この中学校、高等学校の学習指導要領の解説が一部改訂をされまして、そういう状況の中でそれぞれの教科書出版会社がやっておられるわけですね。政府のいろんな教育における領土問題の取り扱いについての指導の仕方等についての変化がそういうものにあらわれているということだと思いますね。

○山陰中央新報:ということは、政府の教育における領土問題の捉え方の変化のやっぱりおかげというか、その要因というのがあるということですね。

○溝口知事:それは島根県などが学校教育において領土問題をしっかりと子供たちにもわかるようにしてくださいという活動をしてきたわけですね。そういう中で指導要領、解説書とか、いろんな変更があり、そういうものを受けて教科書会社が変えてきたわけですね。そういう意味で、子供を含め、国民に対して領土問題の理解がそういうことを通じて広がることを期待をしているということです。

○山陰中央新報:今もお話がありましたけど、期待されてるということなんですけども、特に小学生ですので、年齢層の低いうちから竹島について理解を深めるということで、そういった面では知事としても歓迎という気持ちでいらっしゃるということですか。

○溝口知事:そうですね。

○毎日新聞:済みません、竹島の先ほどの教科書検定の話で改めてですけれども、今回、竹島の件については、先日、3月に県教委として東京、大阪の教科書の出版会社を回って、竹島の記述をもっとふやしてくださいということで説明して歩かれてらっしゃったんですけれども、そういうような形で島根県、県教委も含めて島根県として取り組んできた結果が今回のものにあらわれているんじゃないかなとも思うんですが、今後、まだ載ったとはいえ非常に少ない分量だと思うんですが、今後、もっとさらにふやしてほしいということなのか、それとももっと別の活動を考えてらっしゃるのか、その辺を、知事のお考えを。

○溝口知事:別なというと。

○毎日新聞:教科書に載って、それをもっと分量をふやしてほしいというふうな方向で活動されるのか、それとももっと、今回は小学校の社会科の教科書ですけど、中、高もこれからありますけれども、さらにもっと別の方向で、多角的にもっと教育面で活動を要望していくというようなものを考えてらっしゃるのか。

○溝口知事:今までの主張は引き続きやってまいりますけども、それを超えてどうするかという話は、状況をよく見ながら考えるべきことでしょうね。今、具体的な考えを持っているわけじゃありませんね。

○毎日新聞:あと、例えばもう報道なんかで流れている情報ではありますけれども、ある出版社の記述だと、竹島については、日本海上にある竹島は日本固有の領土ですが、韓国が不法に占拠していますというような記述が、東京書籍の5年生用の教科書にはそういうふうに載っているらしいんですけども、こういうふうな記述が入っていること、改めてそこ、こういうふうに入ったというところ、この表現とかも含めて、何か。

○溝口知事:そこの表現云々は私が個別のあれについて言うほどのあれはありませんけれども、従来から島根県が国に対して申し入れたことなどを通じまして、教科書の記述、あるいは子供たちへの指導の仕方などが広がっているということは、私どもにとってありがたいことですね。

○毎日新聞:今後、教科書に入れば、島根の場合は竹島に関する教育というのは恐らく、当然他県よりも進んだ部分があると思うんですけれども、そういう意味で、竹島についての教育の仕方というのを、逆に言うと島根県以外の都道府県なんかはどういうふうに教えていくのかというのはなかなかわからないというんですかね、そういうようなところもあるかもしれませんが、島根県として何か他の都道府県に対して、教え方と言うとちょっと上から見ているような感じに聞こえそうな言葉なんであれですけども、どういうふうに指導すべきかというようなところを、広めていくとか、そういうようなものはあるんでしょうか。

○溝口知事:それは既に若干やっていますね。島根県の児童生徒用などにビデオなんかをつくっておりますからね。そういうものを提供するとか、もうそれは既にやっておるんじゃないかと思いますけれども、またいろんな場で各県から、いろんな質問なりがあれば、あるいは材料の提供などがあれば積極的に教育委員会がやっていくというふうに思っています。


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